自然災害の被害最小化のたった1つの方法(オーストラリア、ブリスベン市との比較)

日本
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日本に暮らす以上、自然災害は日常的・・・

暴風、大雨、土砂災害、津波、堤防の決壊などもある

しかし

日本全国で見ると被害の大小がある事に調べれ気がついた

何故だろうか?

山々が連なる日本では古くから洪水があった

平野があると言う事は、昔土砂の堆積によって土地となった

堤防を作ると外に溢れないが、それだけに頼る事は危険

  • 危機に当事者意識を持っているだろうか?
  • 上流のダムの管理人は下流に人々が生活している事を考えているだろうか?

マニュアル道理に進めればダムは守れるが下流の堤防は氾濫してしまう

  • 難しい判断を迫られる人
  • 無情報の為に生命を危険にさらす人
  • 事前準備と備えが生死を分けた人
  • 偶然無事だった人

私は偶然無事だった人だった

だから調べてまとめてみました

日本の昔型

高床式を採用し、洪水を前提に浸水を認める。

「水害のリスクがある場所に住んでいる住民も、その危険がわかって住んでいるのであればまだいいが、全然わかっていない住民もいる。土地・建物の取引時にそういった情報の周知を徹底させることが必要ではないか。」
出典元・引用文献:国土交通省|資料3 欠席委員からの意見について

オーストラリア ブリスペン型

(溢水)氾濫型で、洪水を認め保険で対応する。

10年~20年に一度の洪水時に、刻々と水位情報を提供し基準値になれば1階の荷物を2階に揚げる

基準値になれば避難情報になり、全員逃げる

これによって位階の荷物は水没するが保険が下りるので、問題が無いと国民のコンセンサスが取れている

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洪水予報の差

日本は、水位観測所の水位がいつどの程度まで増えるかを伝える

オーストラリアでも日本と基本同様の情報を伝えるが、ブリスベン市のホームページでは洪水リスクのリアルタイム情報を公表。

ブリスベン市の公式ホームページでは、任意の住所を入力又は選択する事で、過去の水害・増水発生確率が視覚的に分かり易い情報を提供している。

FloodWise Property Report

棒グラフは、1年の内に何パーセントで浸水深Xmの可能性を表示し、緑色はその土地の高さを表示。また、オレンジ色は2011年の洪水時の浸水深を示す。

場所:47 Nadine St

概要

  • 土地の高さ(6.8m~7.1m)の場合
  • 1年に2%の確率では、浸水深が6.9m
  • 1年に1%の確率では、浸水深が8.2m
  • 2011年時には、9.2mに達した
  • 比較的水害リスクが高い地域であることが一目で分かる。


出典元・引用文献:47 Nadine Street, Graceville

場所:180 Gray Street, South Brisbane

概要

  • 土地の高さ(5.8m~7.4m)の場合
  • 1年に2%の確率では、浸水深が3.5m
  • 1年に1%の確率では、浸水深が4.3m
  • 2011年時には被害が発生しなかった為、表現されない。


出典元・引用文献:180 Gray Street, South Brisbane

場所:243 Lambert Road, Indooroopilly

概要

  • 土地の高さ(7.8m~10.3m)の場合
  • 1年に2%の確率では、浸水深が5.8m
  • 1年に1%の確率では、浸水深が7.0m
  • 2011年時には、8.0mに達した


出典元・引用文献:243 Lambert Road, Indooroopilly

日本はどうだろうか?

責任者は誰だろうか?気象庁?政府?役所?ダム管理者?TVニュースキャスター?

最終の責任者は不明だ

ただちに命を守る行動を!

2018年の西日本豪雨災害時にTVか繰り返し伝えられた言葉『ただちに命を守る行動をして下さい』と何回も耳にした。

これはどういう意味だろうか?

注意と警報そして特別警報の違いなど分かり難い

当然だ専門用語をそのまま言っている

マジで分からないぞ

そして

我々が知りたいのは、その行動の内容だ。

河川の増水が個人家屋の危険レベルをリアルタイムで知る事が可能なオーストラリアのブリスペンを真似するべきだ。

日本の対応状況
土砂災害警戒判定メッシュ情報
大雨警報(浸水害)の危険度分布
洪水警報の危険度分布

薄い紫色になった時点で早急に安全な場所に逃げる最後の時間で、紫色は現時点で危険な状況を意味する。

河川の水位情報
国土交通省ハザードマップポータルサイト

現代のテクノロジーで宇宙に行ける程であり、センサー類も正確だし通信網も整備され5G通信も可能だ。その状況を考えれば、技術による水害対策よりも、適切に設置されたテクノロジーによるフィードバック情報を統合し、適切に市民に知らせ認知を上げる事が必要

しかし、私達は危機に直面しなければ、情報取得の優先順位が低く盲点となり、当事者となった時に探すが、その時には既に遅かった。

【非常用セット】・【避難用セット】

例えば、クイーンズランド州政府がお勧めする、【非常用セット】・【避難用セット】リストは参考になる。

公式サイトget ready Queensland

冊子道理に準備すれば災害の準備が出来る様になっている。

非常用セット家で待機用

  •  飲み水3日分
  •  保存の利く食料品3日分と缶切り
  •  応急手当用品
  •  ポータブルラジオ
  •  懐中電灯
  •  しっかりした厚めの手袋
  •  予備電池(ラジオ、海中電灯、携帯電話用)
  • 投薬(処方された薬など)
  •  携帯電話と充電器
  •  重要書類と現金(ジップロックなど防水袋に入れる)
  •  粉ミルクとオムツ
  •  防水のバッグ
  • 洗面用具

避難用セット非常用

  • 毛布
  • 寝袋
  • 子ども用おもちゃ、気晴らし用品
  • 防寒着
  • 貴重品と思い出の品
  • 投薬(処方された薬など)
  • 携帯電話と充電器
  • 重要書類と現金(ジップロックなど防水袋に入れる)
  • 粉ミルクとオムツ)
  • 洗面用具

安全意識と家賃

自分のためのご褒美に日々、アイスやジュースなどを買う余裕があるならば、一月で3万円くらい支払っているかもしれない。

その金額分家賃の高いところに住むだけでも安全が変わるはず。

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