テトラポット【消波ブロック】は、堤防やサーフや河口などで目にする機会が多いよね。この消波ブロックには、藻や”カキ”など育ったり魚たちにとって避難場所として漁礁の様な役割になっている。穴釣りなどでさまざまな魚が釣れるから人気の場所だ。
それでも、消波ブロックの上からショアジギングやエギングなどの釣りをする場合は危険性が隣り合わせなんだよ。その危険性と装備品を紹介します。
消波ブロックとは？
役割
堤防やサーフや河口などで目にする機会が多い消波ブロックの主な役割は、海からの押し寄せる波の運動エネルギーを減衰させ海岸線にある街を守ったり浸食を防いでいる。
また、河川に置かれているものは、水流を遅くする効果と浸食の防止のために岸に置かれている。
意外と危険だよ
消波ブロックは、海上から見える部分と海中部分そして海底の砂に沈んでいる部分と多段的に敷き詰められている。コンクリート素材で出来ているため、乾燥している場合は滑りずらいが、海水が掛かる部分には、藻などが付着しやすく滑りやすくなっている。
満潮時と干潮時の差に露出する部分は、滑りやすい場合が多いので注意が必要。特に消波ブロックの汚れ具合や水のぬれ具合など見極めて釣りを行う必要がある。
消波ブロックには、藻の他に貝類などの硬く鋭い生物が付着してる場合、滑った時に手などに切り傷など思わぬ深いけがをするので注意が必要。
消波ブロックの素材がコンクリートであるため、経年劣化で亀裂や破損など崩れかけている場所は注意してください。
落下した場合は死ぬ
消波ブロックは、多段的に積まれているため、上から想像ができないくらい入り組んでいて深い。そんな場所で足場が不安定（水平な場所は少ない）で人が落ちそうな穴がたくさんある。万が一、その穴に落下した場合は、はいあがる事が非常に難しく助からない場合が多い。
新井さんが１人で移動し誤って転落したとみられる
出典元・引用文献：釣り中に海に転落した男性死亡
悪天候時はマジで辞めとけ
消波ブロックは、波が掛かり危険だから設置されている場合がほとんどなので、台風や防風など荒天時には数ｍ級の波が掛かる場合がある。
人は一瞬で波にさらわれてしまう。
手足をコンクリートに殴打し死亡するケースもあるので、”しけ（海が荒れている）”の時など環境の変化にも気を付けてほしい。
てか、釣りを辞めないとマジで危険だから！
波の打ち上げ
消波ブロックは、波のエネルギーを減衰させるが、消滅させることは不可能だ。つまり、エネルギーが残るので、複雑な消波ブロックの間を波が打ち付けて、真上に水が噴き出す可能性があり大変危険だ。
周囲がぬれていないかも確認をしといてね。
必要な装備品
ティシャツとジーンズで消波ブロックの上て釣りを楽しんでいる方がいるけど、危険だよ～
備えあれば患いなし‼
ライフジャケット
船釣りならライフジャケット着用するけど、堤防で着用している方は少ない。しかし、消波ブロック上での釣りをする方はライフジャケット着用は必須。落下しなくても重心を崩して消波ブロックに体が当たった場合に緩衝材の役割を果たしてくれるからね。
必ずフローティングを選んでください。膨れるタイプは、消波ブロックに当たって穴が開きあなたは海底に沈みます。
フィッシングシューズ
堤防から消波ブロックへスニーカーで上に乗る方も多いと思うけど、落水や滑るリスクを考えると危険性が高いのでお勧めできない。
そんな時は、各種釣り具メーカーからフィッシングシューズが販売されているので利用されると言い。履き心地は登山靴の様なガッチリしたもので、ソール部分が滑りにくい材質や形状をしている。
特に消波ブロック上で釣りをする方は、【フェルトソール】または【ラバーソール】と書かれたものを選択してください。
- フェルトソール・・・藻など滑りや居場所でもグリップが利く半面、耐久性が劣る。
- ラバーソール・・・ゴム底で滑り難く形状が特殊。
ヘッドライト
夜間や早朝の釣りをする場合には、ヘッドライトがないと危なすぎるぞ。
首掛けタイプもあるよ
終わりに
危険が多いから安全装備は大切！
それでは、良い釣果を～
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