東京五輪陸上男子110m障害で会場を間違えたジャマイカのハンスル・パーチメント選手にレギュレーションに縛られずスタッフがタクシー代を渡し同選手が金メダルを獲得。結果に関わらず素晴らしい。おめでとうございます!
Tijana Stojkovic, the Good Samaritan who helped 110M Hurdles gold medalist Hansle Parchment 🇯🇲 find the stadium in time for his semifinal-final race:
“This is a gift from dear Hansle.🇯🇲🌼.*
Perfect fit!Thank you so much dear Hansle! 🥲
Your words saved me a lot…” pic.twitter.com/ogVBas9USF
— Team Jamaica (@TeamJA876) August 10, 2021
経緯
東京オリンピック2020
準決勝日
選手村を出発したジャマイカのハンスル・パーチメント選手が、4日の準決勝の直前に会場へバスに乗って移動していたのですが、なんと逆方向のバスに乗って競泳会場に行ってしまいました。
焦ったハンスル選手は、偶然その場にいた大会関係スタッフのティアナさんに声をかけました。
ティアナさんはタクシーを手配し、タクシー代(手持ちの1万円)を貸してくれたのです。
そのおかげで国立競技場にたどり着くことができ「おかげさまで、ウォーミングアップをする十分な時間をつくることができた」と準決勝を組2着で突破しました。
大会後日
ハンスル選手は大会後にティアナさんの元を訪れ、タクシー代を返し金メダルの獲得を報告し、「あの日、あなたのおかげで決勝に進めた」とお礼をしました。
ボランティアの女性について、ジャマイカのホルネス首相も称賛。バートレット観光相は「彼女は見返りを求めない行動をしました。その行動がどんな結果をもたらすか、わからなかったでしょう」と述べ、女性をジャマイカに招待したことを明らかにしました。
参考記事:Hansle Parchment thanks woman who paid for taxi to race where he won Olympic gold
ロイターが日本語字幕付きで動画を公開しています。
参考記事:ロイター|五輪=タクシー代借りて金の陸上選手、助力のボランティアと再会
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ティヤナ・ストイコビッチさん
ティヤナさんは、「ボランティア」ではなく、大会関係スタッフだった。
ティヤナさんとの後日談一問一答は下記より
- 名前 ストイコビッチ ティヤナ(Tijana STOJKOVIC)
- 身長 162㎝
- 年齢 22歳(2019年)
- ミセス・インターナショナル日本2019
- ミズ・ファビュラス2019 KiBERA賞
ティヤナさんへパーチメント選手がお金を返してジャマイカチームのシャツをプレゼントを身につけてインスタにアップ
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ハンズル・パーチメント選手
ハンズル・ジョージ・パーチメントさんは、ジャマイカ・セント・トーマス教区出身の陸上競技選手。
専門は110mハードルで、自己ベストは12秒94の元ジャマイカ記録保持者。東京五輪 陸上男子110メートル障害 金メダリスト。
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終わりに
ルールに縛られず選手の為に行動したたった一人の方。
自分もとっさに同じ行動が出来るか自問自答している
本当にすごい
今日はジャマイカ ラム酒で乾杯
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