小魚釣りなどで魚が口深くに針が掛かった時に、外すのは困難で、クイック 針外しでも取れない事があるよね。
取ろうと頑張れば頑張るほど魚を傷つけて弱らせてしまうし、リリースを考えて・・・海に逃がした時にはダメな時があって罪悪感・・・。
糸切りリリース
そんな時、(独)水産総合研究センター増養殖研究所 坪井潤一氏によれば、無理に針を外さず糸を切ってリリースするだけで自然に排出される事が報告されました。
実験方法
餌釣りで針を呑み込んだ魚(イワナ)個体を使ってその後を経過観察した内容となっている。
糸切りリリース
サビキ釣りなどでよくある糸と針が繋がった状態の仕掛けで糸を切って魚内に針が掛かった状態で再度放流する。
この魚のレントゲン写真を見ると、数十日後には針が腐食し最終的には体内から排出される事が見て取れる。
高い生存率
糸切りリリース後の生存率も高く、9割が生存し再度釣られた魚の7割が糸切り後に釣られたのだ。
魚に致命傷となる内臓やエラに傷を付けずにリリース出来れば魚は生存出来る事が分かる。
報告によれば、22日で針が錆び始め、53日には排出されている。
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