日本人が中国の葬儀を体験した結果(服装やお金など)

葬式や葬儀ってなんだか苦手ですよね

人生でそんなに機会が多く無いし非日常で、何んだか怖い

そんな僕が、中国人でお世話になっている人が亡くなって、日本から飛行機で現地に行って参加してきました。

急な事で何も分からなくて困った事などを皆さんとシェアしたいと思います。

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服装や装飾品はどうすればいいのか?

知人に聞いても『普通でいいよ』『日本んと同じ』と言うだけで、日本に様に決まった事項を一切教えて貰えなかったから、荷物どうしようかと困ったよ。

亡くなった親族でない場合

服装は基本的に自由(中国に喪服は無い)。基本的に派手な色(赤、ピンク色、黄色など)を避ければ何でも良くて、黒いスーツの必要は無い

夏なら、Tシャツ👕とジーパン👖とスニーカーとくるぶし迄の靴下で良くて、黒色か灰色系統の色で大丈夫でした。

冬や肌寒い時なら、ジャンバーなど羽織る物や長袖を着ていれば良いです。

私の場合、9月頃だったので、Tシャツ👕とジーパン👖とスニーカー👟と、肌寒い時はジャケット(紺色)を着用していました。

アクセサリー類は外して参列し方が良く、中国の葬儀は白色が象徴になっているので、白又は黒の服が無難。

亡くなった親族の場合

基本的のは黒色の上下を着用しますが、スーツである必要はありません。

また、亡くなられて100日間は、散髪と派手な服装は禁止だそうです。

要らなかったもの

日本の念珠は要りません。中国の習慣に一般人が念珠を持っている事も使う機会も無いので、日本から持って行こうか考えている方は、不要だと思います。

お金は幾ら包めば良いの?

現在(2018年9月7日)では、白い封筒に中国通貨で1000元から2000元を入れるのが普通だそうです。

私が大人で親しいく現地でお世話になっていた方が亡くなられ、中国に行けない時に、白い封筒に日本円で10万円を包みましたが、学生や友達の親等の場合は少額でも良いと思います。

※中国に香典返しという習慣はありません。
民詳しくは知人に相談すると良いと思うよ。

亡くなって3日間

亡くなられて3日間(絶対出はない)は式が行われます。故人の親族は、黒色の服や白装束に身を包みます。しかし日本と大きく違う点が3つあると感じました。

1つ目、宗教色の排除

中国の葬儀では、宗教的な儀式を行いません。宗教色を排除し儀式として進行します。

2つ目、故人を家に運ばない。

日本では、家や病院等で亡くなった場合でも、家に安置するのが普通ですが、中国にその習慣はありません。専門の業者が管理する施設(殯儀館(ひんぎかん)という斎場)に安置します。

葬儀日程を決める間から火葬(中国で火葬が義務化されたが田舎では伝統的な手法を用意る場合がまだ多い)を行うまでご遺体を安置します。

その施設には食事をする場所などが併設されている為、故人の友人達はそこで会話や食事などをして賑やかに過ごします。

祭壇は、黒い額物に入れた遺影を置き、両脇を黄色い菊で飾って、その手前の位置に棺を置きます。

果物などの添え物を置き、ろうそくや線香を置きますし、献花は白菊(用意されている)などを手向けます。

3つ目、お寺さんが来ない。

日本では、檀家方式を採用し指定のお寺があるのが普通ですが、中国ではその概念はありません

街に公園と一緒にお寺は存在し、お参りをする方も居ますが、個々が自由にお祈りをする場所であって、お墓や宗派と言ったものとは無縁です。

その為に日本の葬式に当たる3日間も、その後もお寺さんは来ません。これも専門の業者が一切を取り仕切ることになりますから、僧侶による読経はありいません

3つ目、7日30日100日。

ご遺体を火葬場で、火葬した後に骨壺を一定の公共の場所に一時期、保管して、日を選んで埋葬する。

亡くなられて7日、30日、100日は、親族が埋葬した墓場に集合して、業者の指定した作法に則り、お墓にお供え物などをします。

親族は白装束では無く、白く幅広の帯を腹部に巻きつけ、墓前で膝を着け故人を偲(しの)び鳴きます。知人達にはその様な装束は無くて私服のまま立ったまま参加します。

特に祈る動作も念珠を使うを事はありませんでしたし、今まで普通に話していたのに、いきなり泣く姿にはビックリしました。
※大声で泣くのが故人に対しての弔いです。

お墓前での一連の作法が終わった後は、近くの焼き場に移動して、紙銭(紙幣を模した紙)、紙銀行(銀行を模した紙)、紙家(家を模した紙)、紙車(車を模した紙)など、故人の衣類やカバンを一緒に焼却を行います。

最後に爆竹を鳴らして終わります。

中国人と日本人の死生観

中国では、亡くなった方は、死後の場所で現生よりも良い暮らしが出来ますようにと供養します。

日本では、亡くなった方が、成仏し安らかに眠りにつけますようにと葬儀を行います。

仏教感の差

中国も日本も儒教の影響を受けていますが、仏教と言いながら日中で認識が異なるのは、日本の葬式は、宗教色が強く儒教が色濃く影響しその作法などが全て儒教式と言っても過言ではありません。

テーブル 日本 中国
仏壇 ×
戒名 ×
法名 ×
位牌 ×
念珠 ×
お墓

儒教と仏教の死生観

  • 儒教…否輪廻転生=死後に魂はあの世に留まる。
  • 仏教…輪廻転生=何度も生まれ変わるが生前の意識(記憶)は無い。

お盆

日本でも中国でもお盆に当たる習慣があります。しかし、先祖の霊があの世から現世に帰り、またあの世へ帰る行事は、本来仏教には無い概念のはずです。この考え方は儒教の考え方でないと成立しませんよね。

そもそもインド仏教が中国に伝来し浸透していく中で、中国の儒教思想と中華思想を取り入れて『盂蘭盆経(うらぼんきょう)』を作り上げたからです。

その思想を内包した状態で、中国人の死生観日本に仏教として伝来した為、お盆に中国では爆竹などを鳴らし、日本ではナスを牛に見立てたり、キュウリを馬に見立てた物をする習慣があるのです。

位牌

位牌とは、個人の戒名や法名を印した木の板で一般的に黒塗りに金色の文字で書かれています。

儒教では魂があの世にある世界観なので、『招魂の儀』によって魂と肉体が依い付く為の板が始まりと言われ、コレを依り代(よりしろ)と言い(※所説あり)、仏教の卒塔婆と一緒の意味が位牌となって日本に伝わりました。

中国の家には仏壇がそもそもありませんから、位牌はありません。また、お墓にも塔婆を刺す(置く)場所も無いので塔婆もありません。

日本の仏教

宗教に限らず歴史でも、その範囲は歴史家が認めた範囲が歴史であって、認めなかったものは歴史では無い事からも、為政者にとって都合の良い物、もっと言えば勝者の論理です。従って宗教とはと言う側面も大切かも知れませんが、その宗教を為政者がどのように利用してきたか?に注目すると面白いです。

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最後に

もう中国の葬儀に参列する機会が合っても迷う事は無いでしょう。

さぁ行ってらっしゃい!

日本と中国の葬式でどちらが良いか悪いかと言う議論は不毛だと思いっていますし、答えが出ません。そんな事よりも違いを認め、こんな世界もあるのか!!と言う体験の方が貴重であり発見があって面白いのです。

日本人は○○と考えるけど、中国人は××と考えるし、アメリカ人は△△と考えると言った具合に、一つの物事を複数の視点で考えられる臨場感は楽しいですよ。

※民族や地域によって異なりますので詳しくは知人に相談すると良いと思うよ。

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