海外から日本同様に、動画配信サービスを視聴しようとVPNサービスを利用する方法が考えられます。
私も、どのVPN会社でも契約すれば見れると思っていましたが、結果見る事が出来ませんでした。
これは、どうしてなのでしょうか?
現在、Netflixが見れる場合があるのですが、AbemaTV、Amazonプライム、Hulu、スカパー、DAZNなど動画配信サービスを視聴できません。
これらの動画配信サイトは、映像に関する版権においての協定があり、契約している国別に最適化して提供されています。
つまり、日本国限定、地域限定サービスなのです!!
私達の様に、海外などの滞在先から日本国や他国の動画配信サービスを利用したい人々を懸念し、各VPN会社からのアクセスをブロック・制限する事が起きています。
VPNでも見れない⁉
動画配信サービス各社がVPN会社(特定のIPアドレス)からのアクセスをブロックしているからです。
つまり、VPNを使って見ようとすると無理なんですよね
VPNプロバイダーは、各国に置いてあるサーバー(パソコンの様な物)から動画配信サービスにアクセスします。その際のIPアドレス(住所の様な物)が割り当てられて(世界的に決まっていて)、重複はありません。
VPNブロック
動画配信サービスがアクセスを制限・ブロックしている方法は主に3つです。
- 地域・国別IPアドレス制限
- ブラックリスト方式
- ホワイトリスト方式
地域・国別IPアドレス制限
日本限定サービスの場合、日本国を除く(海外からの)アクセスを拒否設定を行う方法です。
この為、国外(外国)からアクセスを試みると繋がらないのです。
だからVPNを使いたいんですよね!
ブラックリスト方式
ブラックリストと聞いて分かり易いですよね。特定のIPアドレスを個別にリストへ追加・登録する事で、該当するIPアドレスがある場合に、アクセスを拒否する方法です。
ホワイトリスト方式
ブラックリスト方式は、特定のIPアドレスからのアクセスを拒否するのに対して、ホワイトリストとは、特定のIPアドレスを個別にリストへ追加・登録する事で、該当するIPアドレスがある場合に、アクセスを許可する方法です。
これによって、VPNプロバイダーであっても、会社によっては、接続が出来る出来ないの違いあるのです。
中国のVPNが繋がり難い⁉
中国のネット空間は、国家が構築した、独自ネットワーク網であり管理・監視下にあるのです。
世界中にVPNプロバーダーが有りますが、中国から安定性・通信速度・安全性を確保出来るVPNプロバイダーは少ないのが実情です。
中国国内では様々な制約がある為、問題をクリアする為にプロバイダーが支払う人為的・物理的コストも高額になる為、利用者にとって安全性が高く通信速度が速いVPNプロバイダーは、月額料金が高くなる傾向があります。
国家権力等が表現の自由や言論の自由を検査し又は不都合なものを取りしまる方法
中国のネット検閲システム金盾(グレートファイアウォール)の仕組み
- IPアドレスブロッキング
特定のIPアドレスへの接続を遮断 - DNSキャッシュポイズニング
ドメイン名の非解決・改ざん - URLフィルタリング
URLに含まれている文字を判定しブロック - ページスキャン
ページを完全スキャン判定しブロック - パケットフィルタリング
非暗号化パケット監視し、内容に問題があればTCPパケット通信を遮断 - コネクションリセット
TCPコネクション段階の検閲でブロックし、一定期間ブロック
検閲対象は、企業や団体を初め個人も対象となっている。少なくとも、中国滞在中に日本と同じ感覚で書込みを行う事は辞めたほうが良い。
検閲対象
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- チベット独立運動関連のウェブサイト
- 中国共産党から迫害を受けている団体のウェブサイト
- 反中反共の活動家
- 電子メールの送受信内容
- wikipedia
- Yahoo!
- 宗教的サイト
- SNS
- 動画共有サイト
- 動画配信サイト
- 写真共有サイト
上記は、検閲対象の一例
国民監視の強化は安全?
VPNで見れるプロバーダー理由
制約が多い中国のネット空間ですが、私達素人でもVPNを使う事で簡単に規制を回避が可能です。
中国の中国共産党全国代表大会などイベントがある期間は特に規制が強化される。
動画配信サービスを見ないのであれば、セカイVPNで十分でしょう。
しかし、動画配信サービスをガッツリ見たいのであれば、セカイVPNでは、力不足ですから、
ExpressVPNでは、AbemaTV、日本Netflix、YouTubeならおススメです。
UCSSでは、Netflix, Hulu, U-NEXT,ニコニコ動画、AbemaTVなど動画視聴が可能!!。
中国からのVPN接続で、通信速度は高速通信は難しいです。HD画質または標準画質での視聴が現実的だと思う。
通信速度の目安
画質 | 通信速度 |
低画質 | 0.5[Mbps] |
標準画質 | 1.5[Mbps] |
中画質SD(480p) | 3.0[Mbps] |
高画質HD(720p) | 5.0[Mbps] |
超高画質(4K) | 25[Mbps] |
仮想の世界
『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』
米国のテレビドラマに登場するハロルド・フィンチらが開発いしたマシン(府内では【ノーザンライツ】、実働部隊の工作員は【リサーチ】と呼ぶ)によって、社会保障番号を入力すると、監視カメラの画像解析によって対象者を補足する。そして一度補足すると、別々のカメラでも追尾し続けて次々と町中のカメラを使って追尾をしていくシーンがある。
米国の世界
これらの映画やドラマが放送された後に、PRISM計画が明るみになった。
PRISM(プリズム)とは、アメリカ国家安全保障局(NSA)が2007年から運営開始。極秘の通信監視プログラムである。主に、Google、Yahoo!、Facebook、Apple、AOL、Skype、YouTube、PalTalkのデータを活用している。
参考資料・参考文献:NSA slides explain the PRISM data-collection program
暴露:スノーデンが私に託したファイル | ||||
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Washington Postの6日の記事によると、米国家安全保障局(NSA)と米連邦捜査局(FBI)が、「PRISM」と名付けられた極秘プログラムを通じて「米国の9社の主要インターネット企業のセントラルサーバに直接アクセス」し、音声、動画、写真、電子メール、文書、接続履歴を含む膨大な量のデータを収集しているという。
出典元・引用文献:itmedia オバマ大統領、極秘情報収集プログラムについて説明──国民の安全とプライバシーはトレードオフ
中国の世界
中国の空港などでは早くから顔認証によるチェックインが可能になっていてIT化の速度は凄まじい。
搭乗客が保安検査を受けて搭乗ゲートまで行く際に、セルフ搭乗改札機のカメラを通過すれば、証明書や搭乗券を持たなくとも、顔認識システムとカメラの連動により、搭乗者リストと照合して顔認証が行われる。
出典元・引用文献:excite 中国初の顔認証による搭乗手続きスタート
試験運用を開始
公安機関(日本の警察)が、監視カメラ追尾システムの試験運用が広東省の深圳を始めとする各都市で始まった。
今までも、中国の各都市の電柱や街灯など至る所で無数の監視カメラが設置されているが、その目的が交通管理を主目的で、交通渋滞や歩行者や自転車の危険な行為を監視していた。
カメラの台数が増える事によってチェックする人員の数も増やさなけらばならなかった。そこで深圳市のメーカーの佳都新太科技社は、無数のカメラ画像(動画)をクラウド(インターネット上)で統合し、AI(人工知能)技術を応用して自動監視システムを構築。
サイト佳都新太科技社
指名手配犯の自動特定
監視カメラに移される人物の顔と公安(日本の警察)が保有する身分証明データベース(顔写真+個人情報)と照合して個人を自動で特定出来る。
一度補足した容疑者が移動しても、別のカメラに自動的に切り替わりその場所と共に公安(日本の警察)に情報がリアルタイムで把握出来るので、容疑者の検出とカメラの場所から位置情報の特定が可能になった。
現在の認識正解率は、70%程度。
動作・衣類から特定
人間の歩行パターンには個人差ががるので、モーションキャプチャーのように個人の歩行データを解析する事で、変装したとしても特定が可能だ。
人物を指定すれば、服装や髪型などの特徴も検知が可能で、白いジャケットなどの情報も判別が可能なのだ。
広東、広州、深セン、珠海、佛山、汕尾、梅州のいくつかの都市では、鉄道駅、地下鉄、バスターミナル、港に顔認識可能な解像度(画像の鮮明度)の監視カメラを200台を設置して試験運用中である。
問題点と課題
顔認証の動的認識の難しさは、監視カメラの撮影する角度、顔の角度、雨風、霧などの天候によって認識率に著しい差が出てしまう。
監視システムによって、2011年に10.51%から2016年には70.96%も刑事事件19,028件を解決した。
参考資料・参考文献:ycwb ”辨脸”探头搭”天网” 人脸识别技术可即时比对黑名单
烏鎮景観区域
中国浙江省北部の嘉興市桐郷市烏鎮鎮にある観光地で、「アジアのヴェネツィア」と呼ばれることもある烏鎮 (うちん)で【天眼システム】と呼ばれる大規模監視システムが導入し成果を上げたと報道された。
顔認証データと公安(日本の警察)の身分保証データベースの指名手配犯、前科者、詐欺師などの顔データを照合する事で対象者に職務質問とうを行う。
サイトInspur“天眼”高性能アプリケーション特徴監視分析システム
2017年8月からサミットの開催地であった為、烏鎮景観区域の出入り口などに監視カメラ500カ所以上設置した。これによって9名の全国指名手配犯を逮捕した。
天眼システムと称される映像( weibo 终于看到了传说中的这个)真意は不明だが、この様な画面である事は想像がつく。
参考資料・参考文献:chinanews 浙江乌镇布“天眼” 人脸识别抓逃更高效
青島国際ビール祭り
第27回青島国際ビール祭りが、2017年8月4日から8月27日まで開催された。
中国のビールと言えば青島ビールのイメージが強く、最も有名なビールだ。
サイト青島国際ビール祭り6会場が続々オープン
約640,000平方メートル(東京ドーム約14個分)の会場に多い日で10万人以上が訪れ
- 黄島会場は23日間
- 崂山会場は17日間
- 李滄万博パークは23日間
- 即墨古城会場は16日間
- 膠州会場は10日間
- 平度会場は16日間
などで開催された。
青島市開発区警察は、4つの出入り口のビール祭りの会場に18台の監視カメラと顔認識システムを設置した。HDカメラで顔画像を0.8秒で撮影する。
顔認識と公安(日本の警察)が保有する身分保証データベースの指名手配犯、前科者、詐欺師などの顔データを照合する事で対象者に待機している警察官190人が職務質問と逮捕へ向かう。
開催期間中に230万の顔写真(顔認識画像)を取得し、合計49名の逃亡犯、麻薬犯罪者、スリなどを逮捕した。
参考資料・参考文献:青岛将人脸识别应用于啤酒节安保:抓获逃犯25名
ハイテク化と常時監視が普通になりつつあるよね。良い事か悪い事かはさておきHuluなら『24』も『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』も見放題だよ。特に『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』がおすすめ。
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