人工知能(AI)にどんなイメージを持っているだろうか?日本国内でのTVなどの議論は論外だが。
人工知能(AI)が怖いよりもそれを作るプログラマーの良心に寄る所が大きいウェイトをしめる。何故なら人工知能(AI)が囲碁でもチェスでもルールを破ったことが無いからだ、これはプログラマーがルールを逸脱しないようにプログラムしデバックし運用された証拠だからだ。逸脱するもしないもプログラマーしだいなのだから人工知能(AI)よりもプログラマーが怖いが正しいと思っている。
ハッキングは次の世界へ
人が戦う時代から情報空間に移り5次元戦争と言われる時代でも変化が起こった。
もはや、人間だけでの戦いは終焉を迎え、AIと人間が加わる事で攻撃と攻防をする世界に代わってしまった。人工知能(AI)がプログラムを作る時代に突入してしまったことでより一層、彼らの動向に注目が集まるが私達には、結果が出ない限り知るすべはない。知れればいい方だろう。
世界最大級のハッキング大会、初めはアンダーグラウンドで行われていた大会も現在では、三年前から米国防総省の研究部門「DARPA」が、56億円の巨費を投じて3年前から政府がバックアップするようになった。ここは大会と同時にリクルートの場でもある。
(Defense Advanced Research Projects Agency)
ここは、サイバー世界の最前線が公に触れる場であり最先端で最前線である。
米国は6000人を優に超える人材に対し、日本は100人程度である。圧倒的にリソースが不足している。仮に人が多くても問題は山済みなのだが。
Pickup!2012年に開催20周年を迎えたDEFCONの様子を収めた長編ドキュメンタリー
8月初め、米ラスベガスで開催された世界最大のセキュリティハッキング大会「DEF CON CTF 2016」は、これまでとは異なる様相を呈していた。カーネギーメロン大学の研究チーム・フォーオールセキュア(ForAllSecure)が開発した人工知能(AI)システム「メイヘム(Mayhem)」が大会初出場を果たし、世界最高のハッカーチームとハッキングに対するセキュリティーの能力を競ったのだ。
(中略)
メイヘムは、米国防総省傘下の国防高等研究計画局(DARPA)が開催したAIシステム同士のハッキング大会「サイバーグランドチャレンジ(CGC)」で、他の6つのシステムを破り優勝。その優勝者としての威信をかけ、今年のDEF CON CTF 2016に参加し、人間のハッカーと鎬を削った。
(中略)
チャ教授は、自動化されたハッキング技術の必要性についてまず、現在のシステムなどの脆弱性を探す過程が、個人の能力に依存している現実を挙げる。つまり、大規模な脆弱性を分析する必要がある場合、個人の能力によって成果が左右されることになるのだが、これには限界があるということだ。自動化された分析システムを研究することは、サイバー攻撃が広く普及したこの時代において、国家レベルの要請でもある。
チャ教授は「バグが多すぎる」という点も問題として挙げた。現在、ソフトウェアのバグを修正するスピードよりも、新しいバグが生まれるスピードがはるかに速くなっている。数多くのバグをすべて修正することができない場合、本当に重要なバグ、セキュリティの脆弱性に対応するバグを選んで直す必要がある。自動化されたハッキング技術は、多数のバグを選別して重要な要素をデバッグするという観点からも、重要な意味を持つという。
また自動化されたハッキング技術は、セキュリティの脆弱性に迅速に対応することを可能にするとも。ソフトウェアの配布前、配布後に、いち早く措置を行うことができ、サイバー攻撃に対する防御と、セキュリティ強化を支援することができるという。
終わりに
サイバーの最先端は、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの模様を呈してきた。
コメント