こんにちは、カイエンです。
中国とベトナムは国境が接しているベトナム、ラオカイ省の村では「拉致」も「誘拐」も日常的に起きている。
【海外の闇】
女性はほんと気をつけた方がいい…
pic.twitter.com/HWwoG3T9IA— 監視ポリス (@jg86d) January 24, 2023
ベトナムから誘拐して花嫁や売春婦
若い女性のや少女らの誘拐の温床になり、15歳未満の女の子も騙されて国境を越えて誘拐されていく
「妻のひったくり」「花嫁村」
10年前なら友達に誘われてお酒を飲んでいるうちに、意識を失い気づくと車内の中。
結婚式や市場へ徒歩での帰り道に薬で眠らせて気づいたら中国に居る事態が普通に起きていした。
徒歩や車やバイクやボートで簡単に国境を越えて中国へ侵入することができるからです。
その中でベトナムの女性達が生活必需品の家電と同列に売買された一面があるのです。
商品価値があるから街中に女性がいたら盗むよね。
人身売買が可能な理由に、中国在住のベトナム人が関わっている場合が多く、2015年に54人の人身売買などの被害にあったとされ、26人は救出されましたが残りは不明です。{1}
人身売買の被害にあった女性たち約400人をブルードラゴン・チルドレンズ・ファンデーションが2007年以降、救出してきたが{2}、日給二万円の仕事をSNSを通じて勧誘された多事もあり、詐欺組織に売られるケースが多くノルマ未達成の場合は監禁・暴力を振るわれる。{3}
一人っ子政策が長く続き、男女比が大きく異なる中国社会での結婚はハードルが年々高まっています。
結婚に関する大金が無いけど、跡取りは欲しいし結婚をしなければならない時に、ベトナムなど近隣諸国から花嫁を手に入れる手段が横行しました。
中国に連れていかれた少女らは、結婚し妻になる事を強要され従わない場合は暴力を振るわれ、レイプを受け殺すぞと脅します。売れない少女は、売春婦として働かせたり臓器を取られるのです。
我が子を売る妊婦たち
友人の紹介でベトナム人の妊婦さんは、出産日が近づくとベトナムのモンカイ市に移動すると中国人が待っている。船を使って国境に用意された場所に到着して出産日に病院に連れていかれて子供を出産した。生まれたばかりの子供は何処か消えて元の場所に返された。その時に手にしたお金は、8000万VND(約37万円)だった。{4}
どれも生活苦が原因だ。
誘拐から23年ぶりの帰国
ベトナム人夫婦には2人の子供がいたが、ある時に拉致(誘拐)され中国人男性と結婚させられて子供ができた。それから23年後にベトナムの両親と再会の機会を得たのだが、老いた母(82歳)一人で子供たちは居なかった。子供らは孤児院に預けられカナダ人夫婦と養子として育っていた。子供らはベトナム語が話せず通訳を介して両親と会話をした。2000元(約4万円)で仲介業者から買う中国人や男の乳幼児誘拐も問題で、多くの場合で中国人家庭に働き手や跡取り息子として売られている。{5}
参考記事:Cô gái Bạc Liêu hội ngộ gia đình sau 22 năm lưu lạc tại Trung Quốc
人身取引対策の支援拡大
人身売買が当たり前のように横行している国は他にもありますが、中国当局やベトナム両政府が協力して「人身売買の摘発」{6}と「臓器売買目的の勧誘」{7}調査を続けています。
臓器収奪ーー消える人々 – 中国の生体臓器ビジネスと大量殺人、その漆黒の闇 –
日本では、技能実習生制度が労働搾取型の人身取引と人権侵害などと国際社会から批判が出ていました。{8}
最近では、ベトナム、中国、香港、台湾、マカオの警察組織が自国民救出して人身売買組織撲滅の作戦が実行した。{9}
日本にも人身売買の歴史はある。三人の日本人奴隷がメキシコに渡っていたことを示す史料が見つかったことから、戦国時代の日本人奴隷を知る事ができる。
周囲の偏見との戦い
被害に合い無事に帰ってこれても、心と身体に折った傷は計り知れず。狭い村では噂が直ぐに広まり日常生活に支障がでます。
村社会では偏見(自分から進んで中国に行った。身体を売った)と闘い家族から歓迎されない事もあります。日常生活を取り戻すのも言語の壁(幼少期に話したベトナム語を忘れる)など収入面を含めて大きな問題となっている。
終わりに
誰もが幸せになりたいし、生き残りたい。
毛沢東時代の大躍進政策や天安門事件当時の官僚ら家族の話と同様に、メディアで聞く話より現地人から聞く内容は、カオスで複雑な現実がある。
ベトナムで結婚して拉致されて中国で結婚、逃げて別の人と結婚、偶然帰国中に天変地異で中国に帰れなくなり、ベトナムで結婚・・・あらゆるものがカオスだった。
娘を出稼ぎに行かせて、娘を頼り家族が中国などに行き不法滞在化して数年稼いだ後に自国に戻って御殿を立てる場合もあるので、私には判断が付きません。
ベトナムに居れば「中国人にさらわれるよ」と言われ、中国に居れば「人さらいに合わないようにね」と言われるので、子供の送り迎えは必須ですし、子供一人で買い物とか考えられない。
それは、お金のある家庭や夫婦の場合で、余裕が無い場合は大人たちは働きに出ているので、子供たちのみで通学する必要がります。そして、さらわれてしまうのです。
ひとつの善意の結果、新たな絶望へ落とすことになるのではないか。
参考記事:{1}中国への人身売買、1年半でベトナム人女性88人が被害、{2}人身売買被害のベトナム人女性を故郷に、結婚や売春を強制 中国、{3} 東南アジアで「人身売買」横行、中国人組織が詐欺強要…被害者2700人超、{4}国境越え出産、生活苦でお腹の我が子を売る女性たち、{5}もう一つの「拉致事件」―23年振りに「里帰り」したベトナム女性を待ち受けたもの― 、{6}中国:人身売買の法規制強化へ、14年は4.3万人救出、{7}ベトナムの中越国境で臓器目的の誘拐、現地警察が警告、{8}日本における人身取引の現状、{9}カンボジア人身売買問題、各国が自国民の救出に注力
コメント