エアコンの室外機は、そのままでも十分だけど見た目がアレなのでカバーを自作しました。
多くの方が木だけで作成されていますが、安く仕上げられる反面、耐久性に不安があるので、フレームを腐食に強いアルミにして、目隠し部分を木で作るハイブリッド使用です。
完成前
カバーを自作する為に、実際の寸法を計測します。配管や土台が入る寸法です。
採寸
縦×横×高さをそれぞれ計測。
550㎜×850㎜×620mm
配管の凹凸部分も考慮する為に、その場所も計測。
150㎜×250㎜×350mm
内寸(最低限下記のサイズ無いとエアコンが入らない)
必要な工具
木材切断用として
アルミ切断用として
刃が別売なので下記が安くてよい
インパクトドライバー
アルミの穴あけやネジ止めをするのでインパクトドライバーが必須。マキタは巻き付けトルクが強いので特におすすめ。
スケール
止型定規
長さを測った後に材料に直線を引く為に必要。
ポンチ
アルミフレームのレンチ穴のケガキ。ドリルの刃がズレなくする為に必要。
ハンマー
ポンチをアルミフレームに食い込ませる為に叩く。
材料と雑材
設置し易さを考えて、内寸にアルミフレームの厚さとアジャスタを考慮して再設計します。
分類 | 場所 | 部品名 | サイズ・長さ | 数量 |
アルミ素材 | フレーム(図中:青色) | HFS6−3030 | 600 | 4 |
フレーム(図中:オレンジ色) | HFS6−3030 | 900 | 4 | |
フレーム(図中:黒色) | HFS6−3030 | 620 | 4 | |
アジャスタ(図中:緑色) | HAJPS6 | ー | 4 | |
接続方法(スクリュージョイント ) |
HCJ6 | ー | 4×6=24 | |
フレームキャップ | HFC6-3030-B | ー | 4×1=4 | |
木素材 | フレーム間(オレンジ色ーオレンジ色) | 30×30×560 | (15+10)×2=50 |
単位:mm
メインフレーム
アルミフレームを採用
4面を囲う為の材料
アジャスタ
地面に直接設置すると腐食が早くなるのでアジャスタで底上げをします。これで設置場所が斜めの場所に対応が可能です。
スクリュージョイント
フレーム同士の接続用です。
使用するには、アルミフレームに穴あけ加工が必要です。
六角レンチ用穴(直径8mm)
タップ加工用(M8×深さ24mm)
フレームキャップ
水と虫の侵入を防ぐためにキャップで蓋をします。
木材
木材の長さは560mmです。
620mm-(30mm+30mm(アルミフレーム上下部分))=560mm
3㎝角の木材を6㎝間隔で設置します。
下記材料の場合50本分必要です。
行程
行程1
アルミと木材を指定のサイズに切断します。
行程2
木とアルミフレームを固定する為の下穴加工(アルミフレームの図中オレンジ色の材料に6㎝間隔で穴あけをします。)
アルミフレーム相互の固定する為の下穴加工(アルミフレームの図中黒色の材料にレンチ穴を空けます。)
行程3
アルミフレーム(アルミフレームの図中オレンジ色の材料)と木を固定します。
行程4
アルミフレームにスクリュージョイントを取付け、レンチ穴にレンチを差し込み固定します。
行程5
アルミフレーム底の四方に、アジャスタを取り付けます。
行程6
アルミフレームの切断面が露出している部分にフレームキャップをハメ込みます。
行程7
エアコンの室外機に今回作成したフレームを取り付けます。
完成
夏(猛暑期)に排熱効率が悪くなる印象だったので、エアコン室外機のファンの前にある木を1/2にして対応したので、皆さんも同様の事をすると良いと思いますよ。
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