中国でのキャッシュレス生活とキャッシュレス社会の弊害と弾圧

中国
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中国でキャッシュレス社会がぁ~とかキャッシュレス社会の弊害がぁ~など記事が沢山ありますが、中国滞在中の実感として、現金のみを扱う店って保々無くなった。

電車でもタクシーでもスーパーでもコンビニでも個人店でも、決まって初めに探すのはQRコード!!見当たらなくても店員に聞く出してくる場合もあるからね。

それ程、偽札をつかまされる不安が日常的にある中国社会は、パスワードを入力する代わりに、一瞬で買い物が完了する生体認証(バイオメトリックス, biometrics)による決済の指紋または自撮り写真の撮影で決済を行っている。

AlipayとWeChat Payによって、中国の買い物客は、現金よりQRコード決済が普及しいった。

キャッシュレスな日常

旅行者には難しいけど、現地人レベルでなら普通の事を紹介します。必要なのはスマホとアリペイとウェイシンペイのアプリだけ。

ケンタッキー・フライド・チキン

米屋

雑貨屋

八百屋

交通手段

殆どどこでもQRコードがあります。

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キャッシュレス社会の弊害

BAT(バイドゥ(B)、アリババ(A)、テンセント(T)といった中国のITサービス企業の頭文字)は、便利さの代償としてあらゆる個人デタを吸い上げ、私達の「自由」は奪われていく。

QRコード決済は確かに便利で、滞在中は私も使っています。

システムの運用上、国民の指紋と顔データそして銀行が紐付けされ個人IDの入力が必要で生体認証(バイオメトリックス, biometrics)が必須。これに目を付けたのが政府だった。

吸い上げられた個人の購買・行動情報は全て「社会信用システム」と生体認証(バイオメトリックス, biometrics)情報は「国民監視システム」に統合されます。政府が社会統治を強化する手段として、一般市民を点数で評価する仕組みと同時に個人を特定する仕組みが出来ました。

海外からの入国審査では、顔認証と指の生体認証が必要となったし、中国国内に設置された1億7千万のCCTVカメラや中国の警察が、Google Glass的なスマートメガネを装着して人混みの中から容疑者を特定している。

特に顔認証などの技術は進んでいて、ウェブサービスの銀行登録時に顔認証を行います。そのサービスを通じて取得した顔認識データを使い公安(警察)犯人を特定したニュースがあります。

町中や映画館やコンサート会場まで監視カメラ網で張り巡らされ、顔認識や歩行特徴認識(gait recognition)にって、顔を隠しても個人が特定されます。

公共空間での振る舞いは全て点数化され、信号無視など減点される要素は沢山ある。

GAFA(グーグル(G)、アップル(A)、フェイスブック(F)、アマゾン(A)の米国発の巨大企業4社の頭文字)は、自社のサービスを基本的に無償で提供する。そして、利用者から膨大な量の個人データを収集・保存し、ユーザーの性別、年齢、住んでいる地域、職業、年収、趣味嗜好や政治的傾向などを分析することによって、非常に精度の高いターゲット広告を販売することを可能にしている。

プライバシーと利便性

プライバシーに配慮する必要がない中国と配慮しなくてはならない欧州や日本では、データの活用と制限・規制と個人の権利について差がある。

私は、キャッシュレスでクレジットカードをよく利用しクレジットカードヒストリーを積み重ねている。今は、中国のような制限を受けない国だから安心して使っているだけだが、ここ数年で私は、中国の町並みは綺麗になり、人々の服装も変わった。しかし、息苦しさを感じる。

人権を侵害するツール

このシステムを、中国で少数民族と呼ばれる人達の制限・制約・弾圧を、人権侵害と呼ばせないための政策ではないかとも考えてしまう。

顔の監視、歩行の監視、民間企業が使用する場合に比べて政府の使用には安全ではない。有色人種、移民、活動家のコミュニティを対象とした差別的な監視を警察に働きかけるために使用されるからだ。

新疆地域に住むムスリムのウィグル人1000万人は自宅や勤務先など特定の場所から出るとただちに当局によって監視されていると記事になった。
China Uses Facial Recognition to Fence In Villagers in Far West

新疆地域で、100万人のムスリムを「再教育施設」に収容していると批判の的となった。再教育施設とは名ばかりなのは想像がつく。
China Has Detained Up to a Million Muslims. Here’s What You Need to Know

システムとして、運用を開始すれば、誰も止めることは出来ない。

あらゆる犯罪を未然に防ぐことは素晴らしいことかもしれない、しかし、等しく平等に差別された世界の実現を貴方は望むだろうか?

政府監視システム<スコアが高い>

  • 飛行場のラウンジでくつろげる
  • 飛行機に優先的に搭乗できる
  • その他様々な優先権を獲得できる。

<点数が低い>

  • 移動の自由の制限
  • 買い物の自由も制限
  • 子供の進学先の制限
  • その他多くの制限を受ける

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