普通の方が「Tera Term」を使う機会は無いと思いますが、私はネットワーク系を仕事にしているのでミスや作業効率の関係から各種設定をいじってます。
その設定をシェアしたいと思います。
今回は「Tera Term」がPCにインストール済みと言う事で話を進めますので、インストールしていない方はインストールしてくださいね。
「Tera Term」本体の設定変更
「Tera Term」を選択します。
「設定」を選択し、「フォント」を選択します。
この作業の前に「ゼロ「0」とオー「O」の違いなど明確に判別できるフォントはコレだ。」を参考に「MyricaM」というファイルをダウンロードして下さい。
「MyricaM」を選択し「OK」を選択します。
以上で「フォント」に関する設定は完了です。
「設定」を選択し、「その他の設定」を選択します。
「全般」タブの「ウインドウ変更時に表示内容をクリアする」を□にします。
初期値で☑ですからチェックを外して□にして下さい。この設定を無効化しておく事で、ウインドウサイズの変更時に画面内容が変更される事を防げます。
「コピーと貼り付け」タブの「右クリックでの貼り付けを無効化する」を☑にします。
初期値で□ですからチェックして☑にして下さい。作業中に誤って右クリックで内容を変更する事を防げます。
コピー&ペースト作業今後は以下のコマンドを利用してください。
貼り付けは「Alt + v」
コピーは「Alt + c」
「コピーと貼り付け」タブの「貼り付け時に末尾の改行を削除する」を☑にします。
初期値で□ですからチェックして☑にして下さい。コマンドを複数行コピー&ペーストした際に、最後の行の改行をを削除するので、勝手にコマンド実行される危険が無くなります。
「ログ」タブの各種設定をします。
-
- オプション中の「追記」に☑します。
- オプション中の「タイムスタンプ」に☑します。時刻はローカルタイムで良いと思います。
- 標準ログファイル名を「%Y%m%d-%H%M%S-&h.log」に変更します。
「%Y%m%d-%H%M%S-&h」の意味は以下になります。10 進数で表す西暦の下 2 桁、10 進数で表す (00 ~ 59)、10 進数で表す月の日付 (01 ~ 31)ー24 時間表記の時間 (00 ~ 23)、10 進数で表す月 (01 ~ 12)、10 進数で表す秒 (00 ~ 59)ーホスト名(未接続自は空白)
- 「標準のログ保存先フォルダ」の名前を任意で指定します。(どこでも良い)
- 「自動的にログを採取を開始する」を「☑」します。
最後に「OK」を選択して下さい。
以上で「その他の設定」に関する設定は完了です。
「設定」を選択し、「ウインドウの設定」を選択します。
「スクロールバッファ」を☑して「10000」行にします。
最後に「OK」を選択して下さい。
以上で「ウインドウの設定」に関する設定は完了です。
設定を保存する
上記の設定を完了したら設定ファイルを保存する必要があります。この作業を行わないと次回から反映されないので注意が必要です。
「設定」を選択し、「設定の保存」を選択します。
初期設定では設定ファイル「TERATERM.INI」の保存先が、「C:\Program Files (x86)\teraterm\TERATERM.INI」ですから、設定ファイルはマイドキュメント配下に変更して「保存」します。
「TERATERM.INI」の変更
上記でマイドキュメント配下に保存した「TERATERM.INI」を直接変更します。
マイドキュメントの「TERATERM.INI」を開きます。
「AutoTextCopy=on」を「AutoTextCopy=off」に変更します。
自動コピーの無効化作業です。マウスでTera Term画面上にある文字列を選択した際に、自動的にクリップボードにコピーしてくれる機能を停止させます。
コピー&ペースト作業今後は以下のコマンドを利用してください。
貼り付けは「Alt + v」
コピーは「Alt + c」
「SelectOnActivate=on」を「SelectOnActivate=off」に変更します。
自動文字列の選択の無効化作業です。Tera Term画面が非アクティブ(非選択)時に、マウスでTera Term画面クリックするとアクティブ(選択)になります。その際にマウスでドラッグして画面上にある文字列を自動的に選択してくれる機能を停止させます。
以上で「TERATERM.INI」の変更に関する設定は完了です。
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