ジャニー喜多川の呪縛【ジャニーズと芸能界の闇】BBC番組制作者は、ジャニー氏について日本の司法と大手メディアが完全沈黙を続け。性加害者問題をセレブスキャンダル認識に驚いている。

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こんにちは、カイエンです。

老害が若者たちを徹底的に潰す場面を何度も見てきた

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ジャニーズと芸能界の闇

海外はこの手の問題に手を緩める事はなさそうだ。

BBC:(日本語)日本の公然の秘密……ジャニー喜多川氏の性的加害。(英文)ジャニー喜多川:J-POP事務所の新社長・東山氏にも虐待疑惑が浮上

ジャニー氏の呪縛は多く、支配の構造は今も続く。

資本主義として利益の最大化を歩き続けた結果、あらゆる手段で守られてきた側面がある。

「少年愛にとりつかれた男が経営するジャニーズ事務所にいるアイドルたちよ、おれの二の舞にだけはなってくれるな」
出典元・引用文献:1988年に出版された『光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半世紀』
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ジャニー喜多川氏について「寝入る頃からベッドの中に入って、最初は肩マッサージしたりとか体全体を触られるようになりまして、足とかもまれたりする感じですね。そこからだんだんパンツの中に手を入れられて性器を触られ、そこから性被害につながっていくようになるんです。そこからオーラルセックスされました」
出典元・引用文献:“誰も助けてくれなかった” 告白・ジャニーズと性加害問題 

男性アイドルグループは、ジャニーズのみで他の男性アイドルが出る場合、ジャニーズ事務所所属のグループは出演をしない。この暗黙の了解の結果、番組制作側と民放を含めDA PUMPのISSA氏らの歌番組出演はなくなっていった。

他の男性アイドルグループを潰す強力なバイオパワーを事務所が持っていたし、ジャニーズ事務所の仕事ぶりの凄さが伺える。その結果、ジャニーズ事務所に若い男性の応募が殺到する。

ジャニーズを批判する記者は、ジャニーズ事務所がそれと付き合う民放各局に対し”出演を取りやめる”と言った結果、記者が民放に出入り禁止になるし、記者の所属する企業が放送局への立ち入りを禁止される。その結果、記者が記者会見に参加できず仕事が出来なくなるので、会社はジャニーズ批判記事を取り下げる

 

サイゾーなどはジャニー氏の批判記事を書きスラップ訴訟にも発展しているが、マスメディアがジャニー氏の生前は隠ぺい側に立っていたしタブーだった事実は変わらない。

 

芸能事務所を辞めると1年間は、メディア露出が0となる。その期間中に事務所らが抑えていたスキャンダルを1年間小出しにして復帰不能にしていたし、購読者や視聴者はカタルシスをそれで得ていたよね。

ジャニーズジュニア養成所から認められたものが、デビューを果たしその過程でジャニー氏の目利きによってきまる。芸能界と言う体一つで莫大な金を得たい人々が集まる場所で世間の考え方と乖離が生まれる土壌がある。A事務所、芸能事務所、アイドルやモデル事務所も看板が違うだけで同じような価値観の人々が集まりやすいならば、倫理よりも金(夢)が優先された結果として非倫理的な行為を許容し始める

これは、ビックモーター社が顧客の車を壊して過大請求したり、公共の街路樹を除草剤で枯らし伐採する行為を社員が許容し、保険各社も業界大手からの販売手数料の為に黙認し利益を得ていたのと本質的に同じだ。

ジャニー氏に気に入られるか、嫌われるかで今後のデビューも収入も違ってくるのだ。その時、目的の為なら手段を択ばない気質で判断力のない子供たち、それを先輩から”その結果アイドルとして良いことがあった”と口伝えに伝えられる時、拒絶の選択肢が初めから無いように思える。

現在も在籍するジャニーズ養成所を通った大人が、社名の”ジャニーズ”事務所を変える気が鼻から無いのも、愛着がありそこが自分のアイデンティティの一部になっている節が透けて見える。

今回の一件が外圧という見方もできるが、ジャニー氏の死去と電通が弱体化したことによって無視できなくなったのだろう。

「嵐」櫻井翔さんの父は、櫻井 俊(さくらい しゅん)氏であり、総務事務次官、株式会社電通グループ代表取締役副社長を歴任した。櫻井翔をジャニーズに入れることでジャニーズ事務所は官に太いパイプ繋ぎ、放送局に対し力を発揮していたし、逆らうと民間会社からではなく官の方から民放に対し無言の圧力を掛ける。

今までは事実について曖昧な回答を続けてきたジュリー氏によって、ジャニーズ事務所は、ジャニー喜多川氏の性加害を認めた。ジャニーズジュニア所属の彼らが大人になり過去を自己正当化しなければ精神が持たなかったのだろう。それが何年も続いた結果、新しく入ってきた子が先輩に相談しても守ってくれる人は誰もいなかった。グルーミングの怖さはここにあるし、大人たちも黙認を続ければ、丸く収まり自身の社会的地位や金銭的報酬が侵されないことを優先した結果として本人が亡くなるまで続いた

グルーミングジャニー喜多川のグルーミングとは、所属タレントたちにメディアで活躍する夢を見させ、性的虐待はデビューするために必要な通過儀礼だと慣れさせ、報酬を与えて支配しの構造を作り上げた。絶対的権力者でカリスマとされる同氏は、ジャニーズ事務所のジュニア養成所の未成年の子どもから親しくなり信頼を得て、感情的な結束を強くして支配下に置く。子供らの性的虐待への抵抗や先輩や同期または大人の妨害を低下させて、その罪悪感や羞恥心を自身に向けさせてそれを利用した。

ファンは、認知不協和で二次被害が増えているような気がする。

吉本興業からジャニーズ事務所まで続く一連の流れは、ヤクザな世界だったけど令和時代から終わりにしようというわけである。

米国など海外では、性加害者からの報酬得て運営される組織の解体や役職を得ていた優秀な人々の解任・解雇が通例であり、性加害者に時効が存在しないほど重大事件であるため、各国が報道を続けている。日本国内のメディアとしては嵐が過ぎるのを待っているが、グローバル企業はジャニーズ事務所所属タレントを起用したCMを打った場合、性犯罪者や性犯罪企業に利益を与える性加害と同罪とみられるリスクを許容できなくなり、ジャニーズ事務所所属タレントの採用を見送る企業が増えていくだろうし、既存CM更新をする可能性が低い。

参考記事:アサヒグループがCM契約中ジャニーズタレントを今後起用しないと発表

映画スポットライト

ジャニー氏の問題は、カトリック教会のスキャンダルを暴いた実話が、映画になった「神父による児童レイプは無視され続けた」が連想される。

市民で味方であるはずの医者も、弁護士も、先生も、警察も、消防署も”そんな事は無い”と町全体がカトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた事実を、町の外からやってきた新聞記者が暴いた実話。よそ者達が”あること”と言った瞬間にその家族が村八分に合った。

神父たちが30年にも渡って約80人の子供を性的虐待したという事実を隠蔽

枢機卿を相手に訴訟を起こした者たちは町中から酷い扱いを受ける。

  • 教会から監視され、弁護士資格を剥奪される恐れがあるから取材を拒否
  • 被害者の多くが名前を公表したがらない
  • 守秘義務を理由に協力には応じれない者たち

ジャニーズと芸能界

ジャニーズ事務所の創設者という人物が芸能界を第一線で引っ張て来た事実は、大きな物語を連想させるのだ。

ジャニー喜多川氏が創設した男性のみのタレント事務所「ジャニーズ事務所」。

明らかに動揺した様子でハヤシ氏は、喜多川氏にオーラルセックスをされたと話した。
(中略)
性的虐待疑惑に対する直接的な回答はなかった。ジャニーズ事務所は、ジャニー喜多川氏が少年や青年に性的加害を加えていたことを、公式に認めていない。
出典元・引用文献:BBC|加害が明るみに……それでも崇拝され 日本ポップス界の「捕食者」

日本外国特派員協会で行われたBBCによる記者会見。普段なら多く押し掛ける日本のメディアはわずかで、テレビカメラは3台のみという異常に見えるがニュース性の低さを示しているのだろうか?

20年近くジャーナリストをしているというアザー氏は、
「権力ある者によるグルーミング(手なずけ)が問題です。元ジャニーズの中にも『まだ好きですよ』と語る人もいた。ジャニー氏は、若い少年たちに特別な関係だと信じさせ、操る達人なのです」と述べた。

出典元・引用文献:ジャニー氏の性加害問題、沈黙する司法と大手メディア BBC番組制作者が批判

  • 【ジャニーズ帝国】男性アイドルグループはジャニーズだけという暗黙の了解
  • SMAPがジャニーズ事務所に刃向かった結果、公共の電波を使って生放送謝罪会見

事務所社長89歳を激怒させた40過ぎの男たちが、テレビ越しに何か大きなものに屈服させられた男性アイドルがそこに合った。

テレビが遊郭を発祥として見世物小屋(みせものごや)の役割を果たし、テレビ越しに指をさすとそのアイドル、歌手etc芸能人などが部屋に来るというものだ。

全国で開催されるイベントはショービジネスも観客として訪れた彼らが「買い落す場所」として活用され、夏なら船を出して全裸パーティも開催されたし、彼女らが服を脱がない選択肢など初めから存在しない。

遊郭ならその場に行かなければ指定ができないが、テレビを各地の権力者が顔見カタログとして使っていた。

その客引きやアテンドそして胴元はカタギではないことが言わなくてもわかるだろう。今では芸能人とヤクザ・裏社会と繋がっている人々を排除する動きがあるが、もともと彼らのしのぎだっただけである。

ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川さんの死後、そういう昔からの関係事も終わりにしましょうという宣言が、芸能界の用心棒こと笠岡和雄の逮捕だったと考える。

終わりに

同様の問題は各国でも抱えているが”無かったこと”にしていい時代は終わったと信じたい。

ジャニーズという歴史上の利害関係は、多くの人々の目と口を沈黙させるのに十分だった。

渦中の者同士、監視する者たちもパンドラの箱でスルーしたい。

裁判で真実だと認定されたものを、皆が見て見ぬふりをしてきたのは我々。

テレビを見て憧れ、自ら選択して入ってくる10代の子供たちを誘導すなんて簡単な事だろう。

下記記事のバージョンアップ版。

【ジャニーズと芸能界の闇】高度経済成長期に大儲けした老人たちが若者を追い込む【絶望の国】と呼ばれ外国人労働者も賃金の安さに来なくなった。【衰退途上国の日本】は社会インフラの老朽化し道路の白線すら直せない程に人も金も足りなくなっている。若者に残された選択肢が「自殺」という不思議な国がジパングなのだ。
こんにちは、カイエンです。 高度経済成長期に大儲けした老人たちの国で絶望の若者が量産されている。 老害が若者たちを徹底的に潰す場面を何度も見てきた。 ジャニーズと芸能界 ジャニー喜多川氏が創設した男性のみのタレント事務所「ジャニーズ事務所」...

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