スーパーやコンビニに並ぶフルーツジュースのパック類を一度は飲んだことがあるのでは?
フルーツジュースはビタミンCの摂取を目的に推奨されてきた歴史があります。
アメリカ小児科学会のFruit Juice in Infants, Children, and Adolescents: Current Recommendationsの勧告を紹介します。
フルーツジュースの成分
フルーツジュースは、健康的でビタミンを摂取に有効そうに見えるけど、殆どが水と砂糖でビタミンやミネラルが入っているだけ。
フルーツジュースは、フルーツに比べて栄養上の利点は無い。
フルーツから食物繊維を取除いたフルーツジュースは、総カロリーに対する栄養素の質が低い。
18歳の青年が250ml/日 以上を飲むと、虫歯と肥満が激増する。特に355ml/日 を超えると肥満と関係がある事が判明した。
子供の頃の水分補給には、水で十分だし、熱や運動時の脱水症状にはペディアライト(Pedialyte)を推奨。
ペディアライト(Pedialyte)は、幼児用でスポーツドリンクに比べて糖分が少なく電解質の補給に十分。メジャーリーガーやNFLのフットボール選手たちやNHLのアイスホッケー選手の中に愛用者が多いので大人でも飲むと良いね。
Pedialyte
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フルーツジュースの摂取量
幼児(生後~6カ月齢)
- 1歳未満の乳児には栄養上のメリットはありません。
- 12ヵ月齢前に乳児の食事に導入すべきではありません。
幼児と幼児(1-6歳)
- 1歳〜3歳の幼児では最大で4オンス/日
- 4歳から6歳の子供の場合は4〜6オンス/日に制限
児童および青年(7〜18歳)
- 7歳から18歳までの子供の場合、ジュース摂取量は1日8オンスまたは推奨される2〜2.5カップのフルーツサービングの1カップに制限
共通事項
- 低温殺菌されていないフルーツジュースはマジで辞めろ!病気になるぞ
- フルーツジュースの飲み過ぎは、胃や腸のキャパオーバーになって栄養不足や下痢や栄養の過剰摂取になるので注意
- 脱水や下痢の時にフルーツジュースは辞めて
- 1歳以上の方は、バランスの良い食事がメインで100%フルーツジュースなら、たまに飲む程度なら良いけど推奨はしない。
終わりに
家にあるフルーツジュースやソフトドリンクを捨てた方が良さそう。手間がかかるがフルーツを購入して摂取を心がけたいね。
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