100均でも売られている程、ピンキリの包丁ですが、研ぎ方次第で使えるんだよね。
1万円の包丁でも刃が衰えれば100均の包丁に劣るから、ちょうど良い包丁を買って長く使い続ける方が愛着がわきますしエコです。
研ぐ時の角度や、砥石などの道具などを紹介します。
シャープナーより砥石が良い理由
簡単なメンテナンスにシャープナーがありますよね。
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こんなヤツですが、瞬間的に切れ味を出せてても長期的な持続性は無いのです。これは、顕微鏡で見ると分かるのですが、自分で研ぐ方が長持ちするので長く使いたい方は砥石がおすすめ。

沈黙さん
普段はシャープナーで、たまには砥石で研ぐのもありだと思うおよ。月1〜2回を目安に研ぐと、切れ味が持続します。
刃こぼれの治し方
用意する物一覧
刃こぼれが酷すぎて、砥石で研ぐのを辞めた包丁。
切断砥石
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六角軸アーバー
インパクトドライバーで、簡易的に研磨に使える。
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金属ツヤ出し
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包丁に油性マジックで削りたい場所にラインを引きます。
電動ドライバーに六角アーバーと切断砥石をセットします。
一気に削り出しをします。
電動ドリルに金属ツヤ出しをセットし研磨します。

粗削りが終わったので、次の工程で砥石で刃を付けて行きます。
包丁の研ぎ方
砥石を水につける
砥石を水につけ、気泡がでなくなるま(10~20分くらい)で待ちます。
熱湯はNG、砥石によっては水につけなくてもいいものもあります
水平で安定した場所に砥石を置きます
砥石の下に濡らした雑巾などで滑らない様に固定します。
砥石台があると便利ですよ。
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包丁を構え、研ぎたい場所を押さえる。
砥石を縦に置き、包丁を体に対して包丁を斜め45度に構えます。
家庭なら両面砥石で十分です。
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研ぎの角度を固定
包丁の研ぎ角度(約10°)は包丁や自分の好みによって変わるので一概に言えません。
- 寝かせて研ぐ(鋭い)と切れ味抜群ですが刃こぼれし易いです。
- 少し寝かせて研ぐ(緩い)切れ味が落ちますが、刃こぼれし難いです。
包丁を前後に動かす
包丁の寝かせる角度を一定に保って、砥石の1/3や1/2のみを使う事で、角度が変わる事を防げますよ。
- 力を入れるのは包丁を引くときよりも押すときです。
- 2~3滴の水を砥石に垂らして研ぎます。水が無くなって来たら再度水を2~3滴垂らします。
研いでいると、削られた砥石と水が混ざった黒い研ぎドロで出てきますが、捨ててはいけません。
三箇所に分けて研ぐ
包丁は、刃先(先端)、中央、刃元(持つ場所近く)に分けて研ぐと簡単です。
- 先端は、刃先三寸と言われ程、重要な場所なのでカーブさせる事を意識して鋭く研ぎます。
- 中央は、基本と通りに研ぎます。
- 刃元は、少し硬い物を切る事を想定して、刃の角度を緩く(刃こぼれ防止)します。
「かえり」が出るのを確認
綺麗に研ぐと刃に「かえり」が出てきます。
研いでいる面と反対側にそる
刃の材質などによって「かえり」の出やすさや出方が異なります。
裏を研ぐ
和包丁は片刃ですが、洋包丁は両刃なので、両面を同じように研ぐ必要があります。
裏面を研いだ後は、刃に「かえり」が出ますから、表面をサッと砥石で一度なでて終わりです。
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