化粧品の原価を自動計算

スキンケア・基礎化粧品
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資生堂グループ(ShiseidoGroup)の決算報告書を元に皆さんと一緒に勉強したいと思います。この公開資料を元にして商品の原価を計算してみたいと思います。

出典元・引用文献:2016年12月期決算説明会 プレゼンテーション(配布資料)

上記資料からを元にして表を作成し、その割合を計算した表にまとめました。表右側には、仮に7,000円の商品を販売する場合の原価を計算しました。

  1. 7,000円の商品を販売すると仮定。
  2. 1,709円の製造する為の原価が必要。
  3. 4,989円の販売管理費が必要。
  4. 302円の利益が出る試算になります。

この例にした7,000円は販売元であって私たちの手元の価格ではありません。

販売元⇒卸問屋A⇒小売店⇒消費者の順を辿り、最終的に小売価格は10,000円を超えます。

流通などの仕組みを知らない方には衝撃かもしれませんが普通の事です。これが良い悪いでは無く流通の過程で各企業が利益を加算していきます。そのおかげで広く消費者に商品を届ける仕組みであり、原価は抑えられていますし、高い原価率では広告費を削る必要があります。そこは各企業の戦略の違いが出る所です。この枠組みにとらわれない企業も多数存在しますが知名度が低い場合が多く、その広告費を削って原価率が高いからです。どんなに良い商品も認知されなければ売る事が出来ず継続的に社会に提供する事は困難です。

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