日本国内の移動には強制力を持った制限は行われていません。
中国から帰国(今では無い)した私自身も日本で緩やかに過ごしています。
では何故、入国(中国から日本へ)する人がいるのに私たちは出国(日本から中国へ)出来ないのか?と疑問になるかもしれません。
日本政府の対応
日本政府は新型コロナウイルスによる流行状況によって国や地域をて分も類して、出入国に関する情報を定期的に更新しています。
外務省は、111の流行地域についてレベル3の「渡航中止」勧告としています。
その他の国と地域についてレベル2の「不要不急の渡航の取り止め」要請としています。
法務省は、111の流行地域からの外国籍の入国拒否。但し、一定の条件を満たす外国籍者の入国は許可されています。
日本国政府は日本国籍者の入国(帰国)は、例え流行地域であっても無制限許可されいるので、世界の一部の国家のように自国民でも入国拒否している所とは違いますね。
厚生労働省は、流行地域からの外国籍者(一定条件を満たす者)及び日本国籍者の入国に際し、症状の有無に関わらず全員のPCR検査(新型コロナウイルス)の対象となっています。
詳しくは外務省や入管庁を参照下さい。
入国する人々
海外への短期の観光客(日本国籍)が帰国している状況はなく、日本に在留資格がある者など、特別の事情がある方が殆どです。
その為、日本に入国(帰国)される外国籍者の多くが観光目的に来日する状況も考えにくいと言えます。
観光やビジネス目的の入国者などほぼ無いのですから、入国者に対し酷い言い合いは全くの不要です。
出国する人々
現時点で日本国からの出国は困難を極めます。
相手国が入国を許可していない場合が多い為です。
今、観光やビジネス目的での出国は諦めるしかありません。相手国・企業からの招聘など特段の事情がない限りです。
資源の投下
日本国政府は、リソースをぶっ込んでいます。
人・モノ・金
帰国者全員のPCR検査に加えて、隔離対象者は14日間の施設(ホテルや自宅)で隔離(滞在)が求められ、再検査を行います。
各国で対応が分かれ標準的に基準も無く、各国のリソースや地域性など独自に対応が進められてきました。
この状況下で、陽性と判断されても不運としかありません。
感染の流入を止めるには、完全な鎖国という選択肢が有効でしょう。
しかし、流動化した国際社会で海・空路線の寸断は、国内秩序や経済が麻痺(死)してしまい、選択肢として有効ではありませんよね。
更に、感染を止める為に市中感染者率を上げる為に、移動の再現を行わないという選択も政治的に有効では無いと判断されているので、程々の移動・接触制限による長期化が現在行われています。
終わりに
患者数では無く感染者数で計算する限り、ゼロは難しいでしょう。
国内の新型コロナ流行が止まる頃には、諸外国からの流入についての懸念が再発する循環に入ります。
手洗い、マスク、三密を避けてソーシャルディスタンスの慣行が日常化した社会が数年単位で続いていくと思われます。
どこの現場も一生懸命ですが、上記がお守りのようにやっているから良いでは無く、定期的に効果の判断を行い意味ある対策をお願いしたいと思います。
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