こんにちは、カイエンです。
ダイソー(㈱大創産業)100均PEラインの強度を測定しました。
通常のリールは150m巻きが多いので、100均PEラインが100m巻きなので50m程度の下巻き(下糸)をする必要がありますね。
ラインの太さ
太さ(号) | 強度(lb/㎏) |
0.6 | 12/5.4 |
0.8 | 15/6.8 |
1.0 | 18/8.8 |
1.5 | 22/10 |
試験内容
PEラインを1m程度で切りそれぞれ5回引っ張って、ドラグチェッカーで強度を測定して平均値を出しました。
ダイソー0.8号PEラインの表記強度(lb/㎏)は、15/6.8です。
回数 | 切れた負荷・破断(kg) |
1回目 | 4.5 |
2回目 | 5.0 |
3回目 | 5.0 |
4回目 | 4.25 |
5回目 | 5.25 |
平均 | 4.8 |
平均値は、4.8Kgで、記載強度の71%でした。
考察
実験結果、釣具店で売られているPEラインの引張強度は90%~80%の差が出ますが、ダイソーPEラインは71%程度と低い結果となりました。
新品の状態で71%程度の強度しかないので、釣行回数を重ねるとさらに強度がさがる。
価格が1/10で比較するのが間違っていますが、太さと強度ムラあるので瞬間的な引張強度になると更に強度が下がる事を意味している。
それによって、仕掛けを投げた時の高切れが多く、強度の劣化が早いので1回の釣りでPEラインを巻き直さないと不安になりますね。
飛距離が不要で、浅い水深を狙う釣りで予算が限られている方にありがたい商品だと思う。
エギング、チニング、アジングなどには使えそうです。
しかし、100m巻き数の少なさからショアジギングやシーバスやタチウオ釣りには100m程度の遠投を考えると向いていない。
釣具屋とダイソーのPEの違い
釣具屋で販売されているPEラインは、1,200円から5,000円で売られている。だからダイソーのPEラインが激安と呼ばれている理由です。
超ライトタックルで仕掛けごと失くしても気にしない方に、おすすめのPEです。
しかし、1000円程度のジグやミノーなどショアジギングをする方にはお勧めできません。
何故なら今回の実験でも分かるようにPEラインの強度が著しく不均一で安心して釣りができるレベルに無いからです。
PEラインの太さが、不均一で製造時の編み込み強度が一定ではないと思われます。それによって強度にバラツキが出るのもしかたがありませんね。
釣糸JAFS基準のPEラインの標準直径とかなり違うので、ダイソーPE1号は釣具屋のPE2号程度の太さがありリールに巻いた時に巻き余りがでるはずですし、太くすれば強度が出る単純な仕組みですね。
更に、やすりで擦った摩耗テストを釣具屋のPEラインと比較しても、圧倒的に直ぐに擦り切れるので、根ズレに激弱く粘りが無いから、海の地形が砂地で岩が無い場所で使う方が良いと思う。
コストパフォーマンスに優れたダイソーPEラインを使う方は、釣具屋のPEラインと同じ品質だと考えず。普通に使ってもラインブレイクをすると思って使ってくださいね。
終わりに
青物やタチウオを狙う私は、わざわざダイソーPEラインと使う事は無いと考えてます。
激安PEラインで、釣具店以外で釣り道具に触れる機会を増やしているダイソーさんは凄いと思います。釣り参加のハードルが下がる事は嬉しいことですね。
ダイソーPEラインを卒業して、コスパ最強のPEラインは安定の「YGKよつあみ」ですね。
船と堤防から青物狙いで使っているPEラインは、「8本組のYGK Xブレイド」です。
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