魚釣りの楽しみとはなんだろう!?
一日を使っても全く釣れないならカラオケやショッピングが良いと言う人もいる
その通りだ
それに、ただ1匹の魚を釣るだけと思う人も多いだろう
実際その通りだ
しかし抽象的に言えば訓練によって上達する過程で楽しみが増えるとも言える
これはあらゆるものに通じる
囲碁でも将棋、サッカーも野球なども初めは楽しめない
何故ならルールを知らないからだ
そしてある程度の知識の蓄積が無ければ楽しいと言う感情は生まれ難い
魚が釣れる場所とは
水中の酸素量がカギになる、酸素量と言っても僅か0.5%や0.4%の値だ
水中の酸素量
- 淡水:5~6㎖/ℓ
- 海水:4㎖/ℓ
水中(海水・淡水)のどこでも酸素量が豊富では無いのでより酸素量が豊富な所に魚は集まる
酸素量の効率
魚の驚異的な能力によって水中でも生命を維持している
- 人:20%
- 魚:80%
酸素が豊富な場所とは
地理的要因
釣り人には常識だが何故釣れかまで知っている人は少ないと思う。車を運転できても整備する知識までは不要と考える人も多いが、楽しみはそこのある
- 海なら波が岩などと衝突し白い泡が発生する場所だ
- 川なら流れの落ち込みや岩の下流の水流の渦巻いている場所だ
そんな場所は空気中の酸素を取り込み水中にかくはんする事で、酸素量が豊富になり魚の餌も多いから魚が釣れる
天候要因
- 雨が降ると、一滴が水面に衝突すると200個もの泡を作る
- 冬なら雪がつもり水中に落ちる。雪は多くの酸素を閉じ込めているので、1つの雪で500個もの泡を作る
雨や雪が降った後は釣れる可能性が増えるのはその為だ
気圧や温度要因
天気が変われば魚が釣れなくなる
水と同じ比重になる様に魚の体内にある浮袋で調節しているからだ
しかし、気圧が下がると、浮袋が膨張し浮力が上がってしまう
これを魚が上がってくると釣り人は言うが魚にとっては別の問題もあるのだ
それは温度である
適温領域に生息していた魚が、気圧が下がった事によって上昇するという事は水の温度の高い不適温領域に行ってしまう事になる
小学生理科で習った通り魚は変温動物なので、自分で温度調節が出来ない
それに加えて餌も食べなくなるのだ
しかし魚が浮袋を調節すれば再び適温領域に戻る事が可能で餌も従来通り食べる
魚の餌の見つけ方
魚の視野・聴覚・嗅覚
魚の視野は保々全てだが、距離感が分かるのは正面30度と言われている
一番遠くからの情報は音と言われ、次に匂い、そして視野によって餌とそれ以外と判断しているのだ
水族館で職員が来る前から水中の魚が騒ぐのは、係員の足音を感知している為だ
しかも魚の音の器官は側線と言い、魚の両面の神経の露出で感知する
魚の掛け方
向こう合わせと手前合せの2つあり
向こう合わせとは、魚から針に掛かってくれる
手前合わせとは、針に魚を掛ける必要がある
- 向こう合わせ:魚から針に掛かる
- 手前合わせ:針に魚を掛ける
魚をばらす仕組み
魚が跳ねて逃げる理由
魚が針に掛かった瞬間に逃げようと必死だがその時の力は
リールから糸が出る状態は、⇓水中の魚の重さと⇓魚の泳ぐ力と⇑浮力と⇑竿・糸の力が足りない
リールから糸が出ない状態は、⇓水中の魚の重さと⇓魚の泳ぐ力と⇑浮力と⇑竿・糸の力が拮抗している
魚が逃げる事で酸素不足になりやがて海面に浮上する状態は、⇓水中の魚の重さと⇑竿・糸の力が勝っている
水面に出た状態で魚が暴れると糸の力を超えた力が掛かっり、糸が切れて魚を逃してしまう
釣り針の歴史
釣り針の形や仕組みは昔から変わっていない、大昔だ
縄文時代に寒冷地を中心に出土でしているのだ
最古の釣り針は、日本の沖縄県南城市のサキタリ洞遺跡で発見された約2万3,000年前の旧石器時代の貝製の釣り針だ
石器時代の骨製釣り針
作者 Nordisk familjebok [Public domain または Public domain], ウィキメディア・コモンズ経由で
また、東ティモールでは、2万3,000~1万6,000年前の貝製釣り針が発見されている
沖縄県立博物館・美術館(那覇市)は19日、同県南城市のサキタリ洞(どう)遺跡で、世界最古となる2万3000年前の貝製の釣り針が出土した、と発表した。
出典元・引用文献:旧石器人もフィッシング…世界最古、沖縄で出土
釣り針の形が1万年たった現代でも形が変わっていない
針先は比重が軽く、軸側は比重が重い為、前後左右どの方向からも吸い込んだ瞬間に、1番早く針先が口に入る仕組みなのだ
つまり、1万年前に完成したデザインだったのだ
コメント