中国人達の買い物が凄いとニュースになった朝。
中国人達とコーヒーを飲みながら☕️笑い話をした。
- 中国人達は何故あれ程までに大量に買うのか?
- 中国人に買わない選択肢は無いのか?
- 必死さの理由
について聞いてみた・・・
訪日外国人の消費動向
日本に訪れる外国人の中で観光目的で来る人達につて統計データが出ていて以下の通り
- 2018年4-6月期の訪日外国人旅行消費額は1兆1,233億円
- 一人当たり旅行支出は14万4千円
国籍地域別の消費額と構成比
上位5ヵ国で全体の72.0%を占める
その中でも中国がダントツ1で、日本国が観光立国と言っても欧州や欧米ではなく、中国などのアジア圏だという事が統計データや交通機関の外国語表記に加えて支払い決済の対応状況を見ても中国などを意識している事は間違いない
観光庁の「観光ビジョン実現プログラム2018」によれば、中国、インド、ロシア等に対する一層のビザ緩和の実現に向けた作業を進める。とある事からも同様の事が言えると思う。
- 中国:3,620億円、32.2%
- 台湾:1,502億円、13.4%
- 韓国:1,302億円、11.6%
- 米国:846億円、7.5%
- 香港:819億円、7.3%
中国人一人当たりの旅行支出
中国の観光客は、買い物代が最も高く、次に宿泊代、飲食費の順で高い傾向にあり、買い物代が全体(国籍・地域)の平均の倍以上の109,120円と高い。
- 総額:209,951円
- 買物代:109,120円
- 宿泊費:41,346円
- 飲食費:37,714円
- 交通費: 15,041円
- 娯楽等サービス費:6,557円
- その他:172円
統計データを見ても中国人観光客は買うねぇ~
モノ消費志向の中華圏とコト消費志向の欧米豪圏
- モノ消費志向=買い物を重視する人々
- コト消費志向=体験を重視する人々
中華圏はまだまだ買い物をする志向が強いので、買い物を良くします。
大型百貨店に開店前から並んでいる人達は、個人で買い物をしていると言うよりも、その個人が繋がっている人々(1000~2000人程度)の為に、日本で買い物をしている場合が多いですが
短期滞在で免税品を買う中国人観光客は、中国版LINEのWeiboで、来日や食事をSNSにUPすると、知人達が日本にいるなら、あれもこれも買って〜とメッセージを送ります
だから、滞在期間中に毎日メッセージが来るので必死に探すんですよ
今日も明日も明後日もね
しかも、化粧品などは大きくてガラス製が良いイメージがあるので、みんなそれを注文します。
購入する人は、たまったもんではありませんが、重い荷物をせっせと購入して、キャリーケースに積み込みます。
見てて少し可哀そうだった
何故日本で買い物をするのか?
日本にあるものは中国でも売っていますし、価格も大差がありません
それにもかかわらず日本で買い物をするには理由がある
中国人の内外意識の差
中国人の自宅(豪邸・別荘・一般家庭)を訪れると綺麗です。床もテーブルもトイレだって清潔に保たれています。
しかし、日本人観光客が目にする、公衆トイレの衛生問題は依然として残っていますし、中国のトイレ革命(習近平国家主席が指示)を巡る問題は依然とあります。
このように中国人は【内】【外】で隔絶された差を信頼感の差を無意識に持っています。
つまり、不特定多数利用する場所は【外】であり、血縁者や特定の信頼できる人のみが利用する空間を【内】と認識しているので、超高級ホテルや少数のレストランを除いてトイレは汚いっす
汚いトイレが報道される場所は、家庭のトイレではなく、公共のトイレですよね
それと同時に、【外】にある物に強い不信感を持ち、気を一切遣わないけど、【内】だと全てを信頼して丁寧に使います。これは人間関係にも反映されるのが面白い所です
【外】である知らない他者からの提供物(サービス・商品)には疑ってかかります。
共通認識の少なさ
日本の25倍の以上の国土に56の民族が暮らすと同時に、同じ民族でも地域や隣村や隣の家の人でも言葉が通じない事や文化も習慣も伝統や飲食そして考え方も全く異なる事が普通でした。
最近では、普通語が普及したものの、その頃の不信感は依然とありますし、都市国籍、農村国籍が中国人のIDカードに明記され移動が、全ての人が完全に自由ではない国が中国なのです。
例えば、温水洗浄便座がある都市と水洗トイレが無い農村地域、電気水道が24時間使える都市と、指定時間しか使えない農村地域、海外留学が当たり前の地域や高卒者もいない地域など、同じ国家であっても地域や世代によって全く違う暮らしや考え方を持つ人々が共存しているんです
国土全部の中国人の間での共通認識が生まれにくい土壌が中国ではあり、共通認識や共通感覚を持つ事は難しいです
日本で売られている物は信頼できる
私が、中国で買い物をする時に思う事は、『騙される方が悪いっ』て思いながら買い物をしています。
食品や化粧品に限らず、誰か知らない人が原材料・作成・販売・物流をしているし、外のパッケージと内容品が異なる場合がると誰もが思っていますし、それこそが【外】の人間であって共同体と言う感覚が無いし通用しない環境下では、悪質な人が様々な物を騙してくる可能性が日本よりも高いのが実情です
だからこそ、日本でもある「食品偽装」の様な事が日常的にあって、その被害者・当事者意識も強いので、体内に入る食品や化粧品そして子供用品と粉ミルク・離乳食に対する意識は非常に高く敏感で、中国製造メーカーへの不信感が強い。それが、日本で粉ミルクを爆買いしたり、化粧品や健康志向の商品を2桁単位で購入する理由であり、中国国内のニュースやSNSで不正行為の動画などが暴露される度に日本の消費が増えるんです
中国国内でもiPhoneを持っている層や所得が高くて多言語話者などの人達は、情報に敏感で海外の情報を得る事も容易な友人関係がある場合があるので、友人が日本に行く場合やその事が分かると、一斉に商品をSNSで頼むのです。
日本=騙されにくい
日本は信頼できる、安心・安全のイメージが未だに強く浸透しているので、日本製品なら信頼が出来ると思っているみたいです。
中国人のインターネット消費
日本でもあるAmazon、楽天、Yahoo!などの購入プラットフォームが中国でも【タオバオ】と言うサービスがあります。
中国人が買うものの多くは、体内に入れない服や装飾品などの物が多く。友人達は飲食品を買いません。私は、キューピーの胡麻ドレッシングを2本程購入しましたが本物でした。
購入者が『これは本物か?』と質問するのは現実社会と同じで、基本身内しか信用しない中国人は市場流通も信用せず疑いを抱いています。
日本国で購入する日本製
中国で日本製が人気なのは日本人でも理解が用意ですよね
しかし、家電や生活用品の多くは中国製であり、中国国内で販売されている物と同じ商品です
それでも多くの中国人は、日本で購入した中国製を購入する
中国国内で販売されている商品は信用できないし日本で購入する商品は質が違う様に思うし、初めは同じように使えても、使えなくなったり壊れたりする商品が多いから日本で買うのだと言う
例えば、鉄器の鉄瓶を頼まれた事がある。その時は、鉄瓶なら何でも良いだろうと中国製の鉄瓶を購入して、中国に行ったが、『これは中国製だからダメ』だと言われた事があり、日本製の南部鉄器を探して次の機会に持って行った事がある。
これは、飾りに使うと言っていたが、自慢できる事、虚栄心を満たし、所有欲も満たしてくれるからかもしれないね。
本音『日本の商品は安い』
中国<日本(日本人)と中国>日本(中国人)
中国人にとって日本製は高価で手が出せない物と言う印象は一昔前で、日本で買うと中国で買うよりも安いのだ。今や中国よりも貧乏な国が日本なのだ。
中国を訪れたことのない日本人の多くは中国人を見下しているが、その中国に対するイメージは存在しない。何処でも簡単にWi-Fiが使え、決済はQRコードで現金は使わない。都市部を中心に考えれば日本人は貧乏で何もかもが古い国だ。観光業は歴史(古さ)と世界でそこだけが必要で今後日本が進むのはそこだろうね。
今や日本に先進的なイメージは無いし中国の深センの方が有名になった。日本は海外から部品を輸入し加工して国内外に売っていたが、隣国が同様の事を人件費1/5で行っている。その場合外資にとっての日本で生産するメリットは無い。日本で作れば高くて買う人も少ないのが現実で、多くの有名企業は外資系や外資と言える程に株の資本比率が変わってしまった。その為に企業や国は雇用ルールの改定が行われ今までよりも流動的で低賃金で働く人を使えるようになった。年々下がり続ける日本人の給料は、男女で仕事を分けるからだと言う意見もあるが、それに加えて製造業などは低賃金労働者が必要なのだ。
中国人って大変だ
今度はSNSに日本に来たと書かないと言っていたけど、書くんだろうなと思った。
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