広告業界と洗脳と化粧品業界

2017年4月25日

誰もが幸福で健康な体を保ちたいと願う。TVも雑誌も○○健康法などの言葉が溢れているけれど最終的には何のが良いの分からなくなってしまう。宣伝する側からの視点で観察すると面白いことが分かるので紹介する。

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商品の生産現場からの視点を紹介する。

テレビCMに限らずインスタグラムやブログで有名人やタレントが紹介する商品は、必ずではないが膨大な広告費を投じ宣伝の場である。あるアメリカの女性が1枚の写真を公開するだけで30万円の収入を得る場合もある。勿論、国民の認知度も好感度も良く、その一枚の写真の為に多大な努力をしているのだが。

話を日本に戻すと、私達は無意識にイメージする事がある。資生堂、カネボウ化粧品、DHC、ロート製薬、花王などの大手メーカーがワンストップで自社工場からオリジナル製品の研究開発し生産していると・・・現実問題として生産は別なのだ(全てでは無い)。

メディアの広告CM何故これ程までに多いのか?

化粧品業界が突出して多くの宣伝広告へ投資が可能なのかと言えば、OEM生産体制に他ならない。因みに、このOEMの仕組みは化粧品業界だけでなく他の業界でも行っている仕組みである。

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化粧品のOEM産業全体の市場規模は2500億円にのぼり、約1000社の業者がいるといわれる。

参考資料・参考文献:株式会社 矢野研究所 化粧品受託製造市場に関する調査を実施(2016年)

OEMメリットは、コストが低く抑えられることに尽きると思う。

自社開発で生産すると、製造設備や製造スタッフなど固定費が増加する為に、OEMメーカーを利用する事で企画や販売に注力出来るメリットがある。

発注書のみで少ロットや必要数量のみをしかも納期を限定して製造してもらえるし、急激な増減に柔軟に対応が出来る為、大量の在庫を抱え込む心配が無くなる

OEMメーカーによって小額資本事業者が化粧品を作る事が可能にもなった。これは、商品の企画から開発そしてパッケージデザインに至るまでフルサポートする会社も多々ある為、知識ゼロの会社でも化粧品業界に参入しやすくなった。製品開発と製造のアウトソーシングとイメージすると分かり易いと思う。

OEMメーカーは、様々な企業案件を受注する事になるので結果的に様々なノウハウを蓄積していくことになり結果的に、大手企業よりも技術力が高い場合もあるかもしれない。

結果的に安く商品を作る事に繋がり、その分を広告宣伝費に使えるシステムになっている。

商品は何処で製造された物?

消費者も大手企業の販売元だと手に取って購入する心理もあるし他国の知らない企業なら売れ筋にはなりにくい、そこは大手企業のブランド力なのだが、実際OEMで生産は様々な企業が発注する同じ工場と言う事になる。化粧品に限らずベース材料はどれも同じなのに企業名によって価格が変わることは、車や家具に限らずどの業界でもあることだ。

低価格帯で販売せざるを得ないコンビニやワンコインショップなどでは、OEMが当然活用される。品質は変わらないけれども高く売れる仕組みがそこにはあるのだ。情報価値を求めるユーザーと情報価値が高いメーカーそして実際の生産を支えるOEM業者という関係があり、安いものを求めるユーザー心理もあり、これを実現させた企業努力の成果と言える。

終わりに

OEM業者が自社製品として低価格で販売している事も注意深く見れば分かりますよ。

OEM企業名が表記された例である。

代表的な化粧品OEM

日本コルマー(株)
トキワ
東洋ビューティ(株)
(株)東洋新薬
日本色材工業研究所

化粧品業界について詳しく知りたい方はこちらへ週刊粧業