ワクチン接種で集団免疫ができるから世界的に行われている国策事業。
若い世代でもワクチン接種が進められようとしていますが、日本のデータを見る限りイスラエルと同じ傾向が見られ疑義がある。
「強毒デルタ株」と宣伝されていたけど事実は、急激な上昇は観測されていない。
政府やメディアなどが、最初は死亡率を防ぐとしていたが、重症化を防ぐ論理に切り替わっています。
ワクチン接種状況
重症化を防いでいるのかを「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」より2021年1月6日分と2021年9月8日と比較を行いました。
選定理由として、1月がワクチン接種開始前である事。ワクチンの効果が2週間後とされているから2021年9月8日の2週間前の8月25日時点では、65歳以上で2回目のワクチン接種率86.82%、1回接種したのは88.99%となっている。2021年9月9日時点では、65歳以上で2回目のワクチン接種率87.77%、1回接種したのは89.54%となっている。高齢者に対する評価が出来ると考えた。
出典元・引用文献:IT総合戦略室|新型コロナワクチンの接種状況
年代別の接種率は、若年層のワクチン接種に遅れ 岐阜県30代以下全国平均下回る の表より全国平均値の近似値とした。
内閣官房IT総合戦略室が公表している都道府県のワクチン接種状況データによると、2021年9月5日時点で栃木県内では1回目接種を91万160人、2回目接種を72万6383人が終えた(医療従事者を除く)。
重症者率
- 40代(1回目接種率42%)では0.5%から0.3%へ4割減少
- 50代(1回目接種率59%)では1.4%から0.7%と半減
- 70代では4.1%から2.4%へ4割減少
- 80代以上では2.0%から1.4%へ3割減少
高齢者(65歳以上)のワクチン接種が一番先に行われ、ワクチンの恩恵を受けているはずの70代では半減に届かず、80代以上では3割減少となった。
以上の事から
- 40代と50代が重症化しているは”嘘”
- ワクチン接種率が高水準(1回目:88.99%)に達した高齢者の重症化率の低下が、それよりも低い40代(1回目:42%)と50代(1回目:59%)の低下率よりも劣っている。
参考記事:新型コロナ「50代問題」って? 若年層の感染者、重症者は増えていくのか
つまり
ワクチン接種率を上げることで重症化抑制効果を否定されている。
重症化率の比較で、ワクチン接種が重症化を抑制しているとは言えず、重症化率の低下が接種率に関わらず40代~80代以上の年代でも起きている。PCR陽性者の増加により分母が増えてた事が原因でワクチン接種率と無関係な要素が大きい。
参考記事:日本経済新聞|医療体制、軌道修正迫る 新規感染初の2万人超え
それは軽症者の激増を意味していて、ウイルスの相対的な弱毒化を示すと考える。これにより”季節性コロナウイルス”の私達が普段”風邪”と呼んでいるものに加わりつつある事を示唆している。
遥かに重要な問題が重症化率の軽減に悪影響を与えた可能性として、有害事象の死亡率の上昇を示唆されている。
「ワクチン接種により感染拡大が収まらない事実」に対して集団免疫を目指す政策を見直す十分な理由だし、ブースターショット(3回目接種)やイスラエルの4回目接種の決定に科学的根拠に欠ける。
オックスフォード大学ワクチングループ代表=AZワクチンの開発者は、Delta variant renders herd immunity from Covid ‘mythical’の中で、「ブースターショットのためのワクチンは1・2回目の接種さえきちんと行われていない他の国の脆弱な住民の接種に利用された方が良い」と述べています。
終わりに
次期首相候補の多くが、ロックダウンの法的整備等をこの機会に明言していますが、私達の自由を”嘘”によって自ら手放す事は避けたいと私は考えています。
コメント