こんにちは、カイエンです。
エロい、ヤバイ漫画の正体は、リアルの方が残酷でむごいから”かわいいキャラクター”で緩和。
その本質は残酷なままだ。
日本の社会を映す現実
社会的背景や空気感をデータで見る尺度は必要だけど、はやっている漫画を見る事でも感じ取ることができる。
社会のニュースは以下の通りで、他人事ではない。いつか自分もその立場になる可能性は紙一重の違いでビクビクしている。
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幼少期から安心も安全も何もない虚無であって、社会は頼れないしアクセスしても帰れと言われる。
絶望の時代に”釣り”って正気?
『君に愛されて痛かった』
『君に愛されて痛かった』には、外政生活の「いじめ」、「援助交際」などの社会問題が投影されているし
『チェンソーマン』
『チェンソーマン』の主人公は、はじめから「親の借金」、「反社から搾取され返済地獄」、「臓器を売って生きてる」し、「30万円の給料から天引きされて残るのが少しだけで、何にも残んねぇ」が今の現実を投影している。
出典元・引用文献:財務省|国民負担率の推移
偏狭で人間ならざるものを使役する側にとって都合のいい道具として人間に昇華する。なぜなら人間の敵だから
仲間意識と肌感覚の時代感
そんな時にさ、意気揚々と『釣りしようぜって』言っても『ふざけるな!切り殺すぞ』という若者の感情を逆なでする。
こっちは犬のポチタに「パンにバターやジャムを塗る”夢を見るのが夢”」なんだよと語るぐらい追い詰められ、「毎日風呂に入らせてくれて、毎日ご飯が食べられたら幸せでラッキー」という感覚
「仲間もいないし友達もいない」奇麗ごとは十分だよと言う
⇒仲間が死んでどう思った?
「別に!」「死んだと思った」
⇒敵に復讐したいか?
「復讐とか暗くて嫌いだね」
⇒お前は人と悪魔とっちが味方?
「俺の面倒を見てくれる方」「勝ってる方!」
この枠組みで”仲間”も”友情”なんて”おなかが太らない”から、馬鹿にされても良いじゃん!!!!生きるために必死という世界観が日常になった時代に私たちは生きている。
クオリティー信仰の高齢者
日本釣振興会50周年を迎えたが、「豊かになっていく日本を経験した世代」と「貧乏になっていく日本を経験した世代」と「荒れ果てた日本を経験し諦めた世代」が来ている。
名誉会長で、釣魚議員連盟会長でもある麻生太郎元首相(81)は祝辞で、「日本の釣り具のクオリティーは世界一」と話されたが、誰もそこに興味はない。
今、”ガラケー”が淘汰され”iPhone”に駆逐されたのと同じだ。
『ガラケーのクオリティが高いから?』
『要素技術は全てを持っているから?』
大丈夫ってなんだよ(笑)
今も使っている人は誰もいないし、釣り具も百円均一でジグなどが売られて、話題になる時代にクオリティーを誇らしく言うのは筋が悪い。
「良いものは高い」ウソがばれた時代
「企業じゃないと作れない」ウソがばれた時代
この世が地獄で慣れた世代
釣りは、”健康で文化的な最低限度の生活”に含まれるだろうか?
『その着せ替え人形は恋をする』
時代と世代のはざまで
『その着せ替え人形は恋をする』は、ひな人形職人を目指している内気な少年とオタクでギャルが出会い、コスプレ衣装の制作やメイクを通して話が進んでいく。主人公は、一軒家に祖父でひな人形職人と同居していて、ひな人形の頭師が目標だ。
ハイテクと遠い時代を生きた祖父も立派な職人だが、今はITにより情報伝達スピードが飛躍的に上がり、変化のスピードが劇的に速くなった。
家の中でひな人形を飾りる習慣も作成過程でも、 自分が生きているうちに次の時代が来て変化を求められる。
縮小するひな人形市場
1970〜80年代をピークに雛人形の市場は半減し下降が続く。
参考記事:雛人形業界の近年の市場動向とは?代表的な雛人形メーカーを紹介
市場規模の減速速度は、出生率の変化よりも早く進み大家族から核家族へと生活が変わった。私たちは、高齢化できるほどに寿命も延び、子供を失うリスクが減ったために祝う理由を失いつつある。
参考記事:21年の出生率1.30 少子化対策見劣り、最低に迫る6年連続低下
このままではヤバいのだ。
主人公は、ギャルと出会うことで、”ひな人形作製スキル”を「衣装の制作」と「人のメイク」を勉強し習得していく。内気な性格ながらも外の世界と触れる機会が増え新しい人間関係を構築していく。
「主人公の人形作成スキル」×「コスプレに精通するギャル」が可能だった理由は、領域が重複して延長線上にあったからだ。ミシンや筆を日常的に使うスキルがコスプレイヤーの衣装の制作にも転用できたのだ。
ひな人形業界が実務として行っている業務は、他業界でも職として通用する可能性を示した。
釣り糸をベッドにする
釣り糸業界の企業がトゥルースリーパーとして、釣り糸を転用してベッドとして販売しているのと同じである。
不足するスキルを補うために習得し実践を重ねる。
そのために必要なのが、繋がりである。
弱い繋がりと呼ばれる自分と違う属性と緩い関係性が、突如として自分の可能性を開いてくれる存在。
主人公はギャルと出会うことで、ひな人形職人の人生から服飾職人そしてメイクアップアーティストの道が切り開かれたのだ。
ゆるい繋がりからチャンスをつかみ、専門領域に囚われずミックスして、経験と知識に幅ができ強みになる好例だと思う。
国の代表選手になった人が、初めは歌を習い新体操もしている最中にケガをしたことで、リハビリとして卓球をする。その最中にバレエの先生が訪れスカウトされバレエが楽しいから続けたら1番になった例がある。歌で音感と新体操で柔軟性を培い、古典バレエの基礎訓練を行っていたともいえる結果論だが、何か一つのことを極める重要性と同時に、幅広い経験も重要だと教えてくれる。
高齢の日本人と若者の外国人
日本の人口分布を見ればわかるが少子高齢化が進み、日本人が減り新たに外国人が入居する。
日本人同士でも世代が違えば、交流が難しいし国籍も違えばお互いのことを理解するのが難しいのは当然だ。
釣り場には、高齢者の古参と若者で外国籍の新参が合流する釣り場は、自然と対立を生む結果となる。
郷に入っては郷に従えで、古参の高齢者は自分たちが作ってローカルルールをおしつけ守ってきた自負がある。
しかし、ルールやマナーを知る機会がない外国人や日本人は、知らないうちに破り怒鳴られる関係が醸成される。理不尽にキレる高齢者とますます溝が深くなっていく。
新参も古参も交流することもなく同じ場所に滞在し共有する場合、数の論理で排斥される新参
参考記事:「子どもの遊ぶ声うるさい」1人の苦情で公園廃止に疑問の声…長野市が会見で経緯説明
これを解決するには、第三者の介入が必須である。お互いの共通点を見つけて橋渡しする存在であって、企業や国籍を問わない。
私たちに必要なのは、対立ではない無知と無理解を対話によって克服し共生する道を探す。
釣りも多様性が求められる時代になった。
一億総中流は幻想でないし、日本人だけを考えればいい時代も終わった。
なぜなら「よそ者だった彼ら」から「よそ者の私」へ社会の人口構造が変わろうとしているから、釣り業界の再編には、今まで以上に異文化交流と理解の視点が必要になっている。
釣りをして死ね
安全・便利・快適なゲームつまらないから”釣り”をする
なぜなら
「命が危険」で「不便利な場所の方が釣れる可能性が高く」、屋外の吹きさらしで「快適性とは程遠い身体性が問われる」からだ。
海で死にかけた私が言う
死なないために、「ライフジャケット」や「スパイクシューズ」など安全装備が発売されている。
絶対に買って着用して生きろ!
私たちは、それを行うだけの余裕がない
3グッド
釣り人が嬉しいと思う要素は何だろうか?
- 良く釣れる釣り場が増える
- 良く魚が釣れる
- 良く魚が釣れる釣り道具
その為には、稚魚の放流や釣り場清掃に食わせて暗黙のルールを明文化した看板の設置が求められる。
釣りが釣りだけでなく、「釣り×キャンプ」の要素が増えたらいいと思う。
女性参加を望むなら。「軽いロッド」に「軽いリール」が最低限必要だ。男女の筋肉量から考えて今の道具は重過ぎるから1/3程度まで軽くしないと使い勝手が悪い。そもそも、釣竿の握る部分が太すぎるから、キャスト時にロッドを海に捨てそうになり力むので、ルアーを投げるタイミングをミスしやすくなる。細めのグリップが欲しいよね。
海に面した側は黒系統でも良いけど、人が見える面のロッドはカラフルでもいいだろう。
ロッドにスマホカバーの概念を入れる
なんでも単一色で丸塗なのは意味が不明でダサイ。女性のスマホカバーを参考にすればいいしアタッチメントでデコレーションができればいい。
技術や品質と叫ぶならそのくらいはできるはずだ。
もちろん、釣りウエアは鬼ダサイし高い。
ギャルに聞け
釣りに行く男性に、連れていかれる女性の意見より
釣りに行く女性に、連れていかれる男性の意見を聞け
釣りガールの話を聞くな
ギャルの話を聞け
釣りに興味が無く、正直にものを言うから参考になる
ギャルという表現を、他者の価値観に押し付けられず自己判断としてしているのだから、普通の人たちの価値観で見た釣りより参考になるはずだ
終わりに
釣りは人を幸せにしていますか?
人と人を繋ぐコミュニケーションになっていますか?
昭和型OS人間にうんざりしている層に気づかずに消えていくのも運命だろう
釣りをしていて、釣りだけの世界から見ると魚に注目してしまう。
その周りの環境や人的資本も考えると、いままでOKだったものがNGになったと自覚するよね。
シマノからキャンプ使用のクーラーボックスが出ましたから、釣れなくても昼からキャンプも良いですね。
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