こんにちは、カイエンです。
2020年から始まった世界的な感染症(新型コロナウイルス「COVID 19」)により、人類は感染対策を理由に長期間(約3年間)マスク生活を行った結果、幼児・児童・学生の幼少期や新春期の大切な時間が奪われた。
顔の表情を見て相手の感情を理解する機会を奪われたことは、今後社会に影響が出てくると考えている。
コロナマスクが、人の表情から感情を「読み取る力を付ける」機会が失われたのだ。
表情を読み取るポイントが、「口」なのか「目」なのか、文化の差も大きいと思う。
- 欧米人は「口」
- アジア人は「目」
マスクが顔の一部を隠し、表情から伝わる情報が減る事は間違いない。一方でコミュニケーション全体で考えれば他にも読み取る要素があるから大丈夫と言える。しかし、顔から得られる情報を正しく処理する訓練・機会が奪われたことに違いはないよね。
このことが恋愛や性愛そして結婚へのステップに悪影響を与え、失ったものを取り戻すことができるのだろうか?
マスクの影響があるよねと・・・
参考記事:Masking Emotions: Face Masks Impair How We Read Emotions
マスクの影響はそこまでないよと・・・
参考記事:Learning to Recognize Unfamiliar Voices: An Online Study With 12- and 24-Month-Olds
参考記事:Psychologists: Masks do not impede preschoolers’ language development
「空気を読む人」と「空気を読めない人」の違い
空気とは何か?
”空気を読む”とは、言語が確立していない時代に人々が意思疎通を行う手段で、言語ができる時代よりも原始的な情報交換でした。
空気を読む最大の所作が、その時その場所で相手が欲しい答えを返すために「雰囲気や空気によって」感じて返す力で、空気を読めないと社会生活を送るうえで不利になる。
言語ができた時代からは、母国語ができることが大前提ですが、”非言語コミュニケーション”として残ったのが”空気を読む力”です。
空気が読めないと
”空気が読めない”事は死を意味し淘汰圧力がかかります。
淘汰圧力は、村社会で人々が”噂話”を共有し次に殺す人を決めてきたのです。
飢餓や伝染病による死よりも「嫌な仲間を殺す」のが最大の死亡リスク社会
狩猟農耕から現代も変わらい
親や兄弟や仲間から殺された人類の歴史は、生きる最適化を編み出す!
自分が殺される対象にならないように「空気を読み」”自分が無害だと仲間に伝える”ことに必死になった。
この仕組みを利用したのがSNS
- 人のうわさを聞いてもらう
- 自分の話を聞いてもらう
この時に報酬ホルモンという快楽物質を得る。私たちが「スマホ」を辞められないし「SNS」を辞められない理由だった。
狩猟民族時代
親が子供を50%殺す時代。
狩猟民族の成人(10%~15%)の頭蓋骨には、左側に凹みが見つかっている
左に座っている人間が、右手で頭を石で殴ったからだ
狩猟民族時代は、狩りができる”優秀な人間”しか生きられない。だから、足が遅い人間、クズな人間、仲間をイライラさせる人間、裏切る人間を徹底的に排除する。
つまり
殺してきた歴史がある。
農耕時代
親が子供を50%殺す時代は変わらなかった。
150人~200人程度の群れの農耕時代になったら、成人(20%)の頭蓋骨に凹みが見つかっている。
集団生活を送るようになったら、仲間に殺される数が増えた。
飢餓や伝染病による死よりも顔見知りから殺されるリスクが高いのだ。
「村社会」は依然と残っているので、「村八分」にされて生きていくことが著しく困難になる。
過去と現在
村社会で感情的支配の枠組みで行われた「感情的支配の時代」は、”鶴の一声”で命すらどうにもなる世界。空気の読めない人間は人柱となり、あらゆる行為は黙認され無かったことになる。
現行法では違法として規制の対象となる「論理的支配の時代」になり近代法が作られてきました。
空気を読む動物たち
空気を読めない人は、動物以下なのかもしれないよ!
言葉より種族がそもそも違う”猫”や”犬”などを飼う人類は、「空気を読む」大切さを無意識に知っている。
非言語コミュニケーションの重要性について、ゲージに入れられた犬猫を見るたびに痛感する。
動物は人間の言葉を一切理解できないけど、訓練された動物が人間の指示通りに動くのは、日本語を理解しているのではなく、言葉の音と行動を紐づけて動いているのです。
動物たちは、「うるうるし目」「かわいい」「愛嬌がある」「人懐っこい」「お手・おかわり」「トイレに期待時に玄関にいってソワソワする」「ご飯をもらってない時に「ウー」といったりご飯皿をペロペロなめたり、元々ご飯をもらう場所で「座って私たちを見る」をする彼らは、相手が答えてほしい答えを返すのです。
ダーウィンの『人及び動物の表情について』が150年前に創刊され、非言語(ノンバーバル)コミュニケーションによって、動物が人間と同じように空気を読んでいることが科学的に証明されています。
空気を読むスポーツ競技
スポーツをする人が持てる理由は、健康的で優秀な遺伝子を持っている可能性が高く生存に有利だからですが、団体戦ならチーム全体、個人戦なら相手に対して状況や思考を非言語で察知する能力が高い人間が有利になる。
蹴った瞬間にゴールまでの空気が読める人間がプロリーグ所属することが許される。観客は空気が読めないので、あの時あの場所でゴールするなんて凄いと思うけど、選手なら当然わかっていなきゃいけません。
つまりスポーツ経験や体育会系の意味が、「言わなくても察知する能力に長けているか?」とも言える。
「空気を読める」事は、最大の武器だと実感した事例がある。当然恥も書いたし失敗もしたけど”空気が読めれば”、愛が何を言っているか分からなくても「何となく分かる」だから、海外で現地語が全く分からなくても何とかなったと思う。
終わりに
今回は、下記記事の抜粋だけど”空気が読めない”事の解説でした。
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